ロック探偵のMY GENERATION

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9.11に考えるウクライナ戦争

2022-09-11 21:57:06 | 時事


今日は9月11日です。

アメリカ同時多発テロの日。

毎年この日にはあのテロ事件に関連する記事を書いていますが……今年はやはり、ウクライナ戦争のことを重ね合わせずにはいられません。

9.11そのものというよりは、それに続くアフガン戦争、イラク戦争でしょうが……結局のところ、今のロシアはあれと同じことをやってしまっているわけです。

アフガンもイラクも、アメリカにとって事実上の敗北といっていい結果に終わりました。
よくいわれるとおり、よその国に攻め込んでいって支配するというのは相当に難しいことです。まして攻められる側が国外から援助を受けている場合には不可能といってもよく……世界最強の軍隊が軍事的には弱小の国を相手にしてさえ思うようにはいきませんでした。いわんや、ロシアとウクライナぐらいの軍事力の差では、望むべくもなかったということでしょう。

過去にこのブログで9.11以降のアメリカの話題を取り上げた際には、国がそういう無茶なことをはじめたときに国民はどうするべきかということを書いてきました。
ブルース・スプリングスティーンや、ジャクソン・ブラウンといった人たちは、戦争に突き進むアメリカに警鐘を鳴らしました。
国家を衰亡に追いやることは目に見えている戦争です。ならば、それを支持することは愛国的な態度ではない。むしろ真に国を愛するならそんな戦争には反対するべきだ……といったことを書きました。
これはまさに、いまのロシアにもいえることでしょう。
開戦当初はロシア国内でも反戦デモなどの動きがありました。真に国家のために行動したのは、彼らのほうだったのだと私は思います。しかしロシアの国家は、その狂気によって反対の声を踏みにじり、衰亡への道を突き進んだのでした。
まあ、国内からの反対の声によって戦争を止めるということはアメリカでもできなかったわけであり、ましてロシアのような専制的な国家では相当に難しいのでしょうが……ますます苦境に立たされつつあるロシアの現状をみれば、戦争を支持する声と批判する声のどちらが本当に国家のためであったかは明白でしょう。




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