先日、YUKIさんの「さよならバイスタンダー」という歌を紹介しました。
参院選にあわせて、傍観者でいることはやめようというという趣旨でしたが……
調べてみると、どうやら「バイスタンダー」とういのは、傍観者という意味ではないようなんです。
「バイスタンダー」とは、本来「急病人や怪我人が出たときにそこに居合わせた人」を意味する医療用語なのだそうです。
救急車を呼ぶとしても、救急車が到着するまでの数分間、その人たちが何らかの対処をとるかどうかで助かる可能性は大きく変わってくる。そういう意味で、救急医療の分野で非常に重視されているといいます。
その本来の意味を踏まえると、また先日書いたのとは違った意味でバイスタンダーの重みを考えます。
たとえ医療の専門家でなくとも、そういう状況に遭遇したら、なんらかの対応をしなければならない。AEDを使うとか、人工呼吸をするとか……なにか自分のできることをしなければならないわけです。そこで“傍観者”であるということは許されません。詳しくないからといったような理由で放置するのは、通常状態ならそれでいいでしょうが、緊急事態にはそうはいきません。
ひょっとしたら、いまの日本、今度の参院選というのは、そういう状況なんじゃないか……私は、そんなふうに考えています。
ということで、あらためて、みなさん投票に行きましょう。