いよいよ、2022年も残すところあとわずかとなりました。
今年もさまざまなことがありました。
これから大みそかにかけて、この一年のことをちょっと振り返ってみようと思います。
そう考えて過去のニュースを振り返ってみると……目に留まったのは、訃報でした。
著名な作家や歌手が世を去ったという……もちろん毎年そういうことはあるわけですが、私個人として、今年は特に衝撃を受けることが多かった気がしています。
それらの件について、エンターテイメント方面の人達を中心に書いてみようと思います。
3月3日、西村京太郎先生が亡くなりました。
ミステリー界における超大物。
とりわけトラベルミステリーというところに大きな業績を残しました。近年は防犯カメラが普及したこともあって、トラベルミステリーは成立しにくくなっているといいますが…ビッグであるがゆえに、そういう影響も受けてしまうということでしょうか。
小説の世界でいえば、石原慎太郎さんが亡くなったのも今年でした。まったく畑違いではありますが、ビッグネームという点ではいずれ劣らぬところでしょう。
また、今年は西村賢太さんが亡くなるということもありました。こちらの西村さんが芥川賞を受賞した際の選考委員の一人が、石原慎太郎氏。氏が選考委員をつとめていた時期の最後期にあたる授賞でした。
1月10日、水島新司先生が亡くなりました。
この方に関しては、現役引退を表明されたときに一度記事を書きました。多くの野球漫画を描いておられましたが、代表作はなんといっても『ドカベン』。スポーツ漫画史における不朽の名作です。その功績が色あせることはないでしょう。
4月7日、藤子不二雄Ⓐ先生が亡くなりました。
このときは、ウクライナ侵攻のことでもちきりになっていたので、ブログで記事を書くということはありませんでしたが、Ⓐ先生が亡くなったというのは、大きなショックでした。
Ⓐ先生については、このブログで何度か記事を書いてきました。
私が子供のころからもっとも作品に親しんできた漫画家の一人であり、リスペクとしてやまない偉大な漫画家です。
つい先日の訃報として、水木一郎さんが亡くなりました。
アニソン界のアニキ……
この訃報に私がまず思い起こしたのは、『キャプテン・ハーロック』。
ハーロックについては以前このブログで書きましたが、OP、EDとも、魂を震わせる名曲でした。
そのアニキが藤子不二雄Ⓐ先生とつながるのが、『プロゴルファー猿』。
ということで、その動画を。
プロゴルファー猿オープニングテーマ「夢を勝ちとろう/水木一郎」
音楽方面では、おおたか静流さんが亡くなったのも今年でした。
先日山本コウタローさんのことにもちょっと言及しましたが、あらためて振り返ってみると、今年は西郷輝彦さんや小坂忠さんの訃報もありました。
おおたか静流さんはいろんなアーティストの曲をカバーするアルバムを発表しておられますが、そのレパートリーが非常に幅広い。
そのなかには、もちろんフォーク方面の曲もあります。フォークルの「悲しくてやりきれない」や、寺山修司作詞の「戦争は知らない」など……フォークといえるかは微妙ですが西田佐知子「アカシアの雨がやむとき」なんかもあって、こうした選曲をみていると、単に“フォークの名曲”をカバーしているだけではない、スピリッツのようなものが感じられました。
それらのカバー曲のなかに、「花・太陽・雨」があります。
PYGのカバー。こんな曲をカバーするセンスがすごいところです。
花・太陽・雨
最後に、映画俳優の宝田明さん。
この方に関しては、亡くなった際にも記事を書きました。
またゴジラシリーズの新作が作られるということが最近発表されましたが、こうして70年近く経っても新作が作られるという壮大な物語……その出発点を支えたのが、宝田明さんでした。
幼少時に大陸から引き揚げ……その経歴からくる信念は、『ゴジラ』にも表現されていました。
これからもゴジラシリーズを作り続けていくとするなら、その魂を継承していけるかが問われるでしょう。
そしてアントニオ猪木さんが亡くなられたのがショックでした。
おおたか静流さんが亡くなられていたのは知らなかったです。
そして「花・太陽・雨」のカバーをしていることも。
難波弘之さんがライブでカバーしていたのを聴いて
気に入った曲ですが、他にカバーする人いたんですね。
アントニオ猪木さんが亡くなったのも大きなニュースでしたね。私はあまりプロレスに興味がないので記事に書きこそしませんでしたが、逆にプロレスに興味のない私にも少なからぬ衝撃はありました。それだけの存在感を持っていたということでしょう。