手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

手稲文化協会「文化祭」で思うこと

2005-04-02 20:10:37 | 手稲文化協会関係
 何回かこのブログでも触れていることだが、また手稲文化協会「文化祭」に触れる。
手稲公民館で実施されていた手稲区文化祭は、コミュニテイセンターが出来て、コミュニティ運営委員会の事業の中に組み込まれ、手稲区文化祭として、手稲文化協会が事実上は主管する形で実施されていた。手稲文化協会は、その主体性を維持するため、文化祭のプログラムの編成から、ポスターの作成、プログラムの作成を自分たちの手でやっていた。しかし運営委員会は共催者と言いながら主催者で、実行委員会を編成し、その傘下に手稲文化協会を置くやり方をしてきた。その背景として、費用のかかる部分は(ポスター・プログラムを除く)運営委員会が負担していたのだから当然と言えば当然で、手稲文化協会の文化祭と思っているのは手稲文化協会の役員だけだったかもしれない。
 手稲区となって、区民センターが出来た時に、之までのコミセンの付き合いから手稲文化協会として、区民センターに行くとなぜ決断できなかったのだろうと思う。唯このときの話し合いは、運営委員会が中心で、コミセンと区民センターの各運営委員をどのように割り振るかと言う問題と絡められ、手稲文化協会は公民館、コミセンと中央連合町内会と一番近い関係にあったという関係から、中央連町が所属することになるコミセンで手稲文化祭は開催する、ということに落ち着いた経緯がある。このとき手稲文化協会では、このことについて討議されていなく、会長が一存で了解したと聞いている。
 さて、平成11年に50周年記念が実施されたのだが、この年手稲文化協会役員になった私にとって不思議なことがあった。この50周年と言うのは、文化祭50周年だと言うことで、手稲文化協会創立50周年ではないと言う話なのだ。この時、手稲文化祭は何年にも渡ってコミセン運営委員会が主催していたのだから運営委員会抜きでは文化祭50周年にはならないのではないかと言う疑問が出てきた。結局、手稲文化協会・手稲文化祭50周年と言う名目にして、手稲文化協会が記念式典を実施したのた゜った。
 ともあれ、手稲文化協会と手稲文化祭は一体不可分の関係にあることは間違い有りません。この50年記念が一つの区切りになるのですが、手稲文化協会と言いながら、行事が文化祭だけと言うのもおかしい、もっと活動の場を広げるべきだということで、平成12年からチャリティ伝統芸能祭を開催し、更にチャリティダンスの集い、コミセンでの展示会などを開催してきました。
 コミセンで実施していた文化祭は、年々観客は減少し、おまけに演芸会場が仮設舞台で、照明は悪い、音響は悪いということも重なって、主要な日舞関係の団体では、出演してくれない団体や出演しても先生方は出ないといった有様で、バレーの先生方からは舞台がゆれるので子供たちが怖がるので出せないと言った話も出てきて、会員の中からは手稲区文化祭がなぜ区民センターで出来ないのかという声が高まってきた。日舞の方からは、こんな状態なら手稲文化協会から抜けて、日舞だけがまとまって独自に区民センターで発表会をするという声まで出てきた。
 之までに書いたとおり、いろいろないきさつはあるけれど、50年にわたる手稲文化協会を文化祭をつぶすことは出来ない。何としても区民センターで開催できるようにしたいと言う思いから、時の区長と話し合い、更に地域振興課と協議して、手稲区の後援で区民センターを使用料減免で開催させていただくこととなった。
 この時の、各センターの運営委員会の反応は大変でした。まずコミセン運営委員会は、今までこんなに世話をしたのに出て行くのかと怒っていられました。区民センターの運営委員の中でも何で手稲文化協会が区民センターに来るのだ、今年は改修があってコミセンが使えないから仕方ないが来年からは許されないと言う方もいらっしゃったようです。
 手稲区が手稲文化協会の言い分を認めてくださったのは、まず手稲文化協会の構成団体が、地区センター等の公的機関以外で活動している団体がかなりの数を占め、それらの団体にとって手稲文化協会に加盟し文化祭に出ることが唯一つの発表の場ということもあるし、手稲町からの半世紀以上にわたる歴史と伝統を持つ手稲文化協会を無視することは出来なかったからだと思う。
 コミセン運営委員会は、手稲文化協会のやむをえない行動を理解してくれました。しかし、区民センターでは、昨日のブログに書いたとおり、決して受け入れて更によいものにするため協力しようという態度は有りません。地域振興課にしても、今回の指定管理者制度にのって排除の方向で動いたと言って過言でないと思うのです。
 手稲区の文化活動を推進するためには、行政と各地区センターは共に文化活動の推進者として、おかしなセクト主義を脱して協力しあわなければならないと思うのです。
 歴史と伝統を軽視する中で文化の振興はない。文化協会は札幌10区で手稲だけにあるのだそうです。それも55年の歴史を持って。こんなものいらないと行政はいえるのでしょうか。むしろ誇りとしていいのではないかと思います。
 一年に一度の「文化祭」に区民センターを気持ちよく使用させることがなぜ困難なのでしょう。区民センターの管理者?運営委員会の方々は、手稲文化協会について知らないのかもしれませんが
区の担当からの適切な指導も必要だと思います。手稲文化協会自体も、自分たちの活動を積極的に認めてもらう努力をしてきたのかと問われれば、大手を上げて言い切れないところもあると思う。
 ともあれ、手稲区の誇りと言われるように手稲文化協会も努力しなければならない。 
コメント
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