もう、多くの方が論評していると思う。でも、一言いいたい。
日本人の誰もが、中国に問題ありと思っていたはずだ。そして中国の公安まで動いたのだから、問題が解明されるのではと期待した人も多かったと思う。
結果は、中国公安刑事偵察局、中国国家品質検査検疫筝局による合同記者会見での発表なのだ。
中国での殺虫剤混入の可能性を否定したのだ。
日本で混入したとは言わないけれど、言外でそのように言っているのだ。
日本の政府が、本気で戦うことが出来ないと読み込み済みの発表だと思う。
また、日本の食料輸入で一番依存しているのが中国で、こんな問題がおきても総ての輸入禁止は出来ないことも織り込み済みなのだと思う。
そして、この発言は絶対に曲げることは無いと言える。
我が家では、中国産は総て買わないできている。特に家内がうるさくて、ニンニクすら中国産は買わない。こんな事件があったので、ますます神経質になっている。
昨日、珍味を購入しようとしてよく見たら、鱈まで中国産になっていたのには驚いた。産地名の書かれていないものの中には、中国産物の混ぜられたものが多いのだと思う。
確かに、中国産は安い。庶民にとっては魅力的だけれど、こんなことを機会に国産愛用運動でも起こしたらどうだろう。それでなくてもも、食料自給率の低い日本、もっと国産を使うようにすることが大事なはずです。
中国製が嫌われれば、多分商社は、他の地域、ベトナムやタイ等に工場を建てたり、あるいは中国から直接でなく、別ルートで輸入したりするのだと思う。
今、このような対応をする中国には、国民のみんなの自主的な、中国産は買いませんという、運動だけがせめてもの抵抗になるのだと思う。
残念ながら日本には、その程度の政治力しかないのだ。