手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

喫煙室を備えた高校があったとは!!

2008-12-02 21:11:18 | 随想

 愛知県の私立高校ということだつた。殆どが寄宿舎生活という、地元の子供の居ない高校らしい。しかし、そんなことは問題でない。どんなに指導しても駄目で、ボヤが出たり、野火が出たりしたらしい。指導か出来なくて退学させたら生徒がいなくなってしまう。そんな不安もあったのだろう。

  ここまで来たか・・・・と思う。私の退職する頃でも、随分生徒も父母も変わってきたという思いがあった。私の勤めていた高校ではそこまで行ってはいなかったけれど、喫煙で停学処分にしたら、親が「煙草くらいで停学とはなんだ!!」と文句を言ったという話などを聞いたことがあった。生徒の考え方も随分変わってきていて、先生に注意されると開きなおるような生徒が増えていた。授業中に居眠りするのに何の抵抗もないような生徒が増えていた。昔は居眠りしかけた生徒に一寸声を掛ければすぐきちんとしたものだが、居眠りするのが何故悪いといった態度をとる、そんな生徒が増えていた。

 喫煙をしている生徒の数は、かなり多かったと思うけれど、学校で喫煙するような子供は少なく、喫煙が見つかれば停学になる、それを恐れていた。

 あの高校では、停学なんてまったく指導効果にならなかったのだと思う。退学させるならいつでもやめてやる、そんな感じの子供たちになっていたのでしょう。殆どが寄宿舎生活で、上級生が公然と喫煙する、それを寄宿舎管理の先生も見て見ぬふりをしてきたのだと思う。挙句の果てが、喫煙指導室という名の、喫煙室が学校内に設けられるという高等学校になっていたのだ。。

 どのように対処するのか、難しい問題だけれど、生徒自身に考えさせ、生徒自身の手で改善が進む、そんな指導をなんとしてもやり遂げて欲しい。学校の権力は既に無力化している。生徒による自主規律の確立こそ望まれるところだし、此れだけの問題になったという、このチャンスを外して、子供たちが考える場面はないと思う。先生も一体となって、生徒の心の中に入り込む指導体制を構築しなければならない。学校をつぶすのは簡単だと思う。

 

 
コメント
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