今日は女性一名欠席。
最初は「芙蓉楼にて辛漸を送る 王 昌齢」をやる。此の詩の「洛陽の親友如し相問わば/一片の氷心玉壺に在りと」という転句結句が私は好きだ。俗っぽいといえばそれまでだけれど、中央(故郷)に帰れない昌齢を案じて尋ねてくれる友達に「私は氷のような澄み切った心でいる」と伝えてくれというのですが。「氷心玉壺に」と言う表現には寂しさがにじみ出でいる。そしてそれ̪は承句の「楚山孤なり」と響きあっているのです。そんなことを質問をしながら確認してもらい、一人づつ先に素読をして吟じてもらいました。
つついて「出塞行 王 昌齢」をやりました。以前やったと思っていましたが、やっていなかったのです。詩文みんな持っていません。急遽印刷してやりました。吟の進め方は先の詩と同じやり方で進めました。こっちの方が好きだという人もいました。
後半、「母 松口月城」を今回もやり、最後好きな吟を一題づつやってもらって終わりました。