先週の平和教場は3名だったけれど、今日は2名だった。9月の審査を受ける2名が来たのです。審査前、頑張って出てきている二人です。少しいつもよりきつい稽古をさせました。詩吟の詩吟らしさは力強さです。まず節回しの上手さを求める前に、力強さを身に着ける努力が必要です。最近、特にアクセントがやかましく言われるようになってからは、技巧に走ろうとする傾向が強くなっているように感じます。マンション住まいの方は稽古に苦労されているようです。孫もマンションで苦労していました。歌謡曲なら声を落としても稽古になるけれど、詩吟ではダメです。
歌でもハードロックの強い歌声もありますが、詩吟の声とは全く異質です。歌謡曲をやってる人は、詩吟の声には違和感を感じると思います。むしろ音楽にあまり興味のなかった人の方が好感を持ってくれるような気がします。その点でいえば小学生などは感受性も強く、素直に受け入れてくれるように感じます。
小学生に詩吟を聞いてもらう取り組み二校で終わってしまった。小学校の門をたたくことが特別の肩書も持たない私には重荷だったのです。
話がそれました。今日は二人を相手の教授だったのに、いつもより疲れた。