今日も教室に入ったら休暇中の高橋さんを除いた7名全員がそろっていた。
初めに今日も今後の日程を改めて確認し、11月の西支部の集いの申し込みが10日までなので今日吟題を決めてもらうことにする。出吟は全員独吟とすることにしました。休憩時間に確認したところ全員参加で、ただ堤さんが懇親会に出れないということでした。
稽古ではこの頃みんな素読の練習をしているのがよく分かるようになってきました。とても上手になった方もいます。10日の審査二人受けますが、まずまずの仕上がりです。これは反省ですが、最近二句三息をあまり言わなくなっていることに気が付きました。できなくてもその努力をしなければ吟の流れが悪いのです。細切れ吟になる原因は此処に在るはずなのです。それと吟が一本調子にならないためには息の使い方をこの三息に持ってゆく努力の中で体得してもらわなければならないと思います。そんな点での注文が甘くなっていると反省しています。
私は吟の稽古の途中に質問をはさむことを時々やります。今日、「天草灘に泊す」の稽古をしているとき、「頼 山陽はいつ頃の人?」と質問してみました。何と誰も答えられない。弟さんの頼三樹三郎は安政の大獄で処刑されたのだということを話して、幕末の勤皇の志士たちとの交遊も深かったことを話してあげました。併せて、天草灘から見えるはずない「呉か越か」といっている点に注目させました。