今日は朝から雨でした。昼頃なっても全く収まる気配がない。これじゃ参加者何人になるかわからない・・・ひょっとして10人を切っていたらどうしょうかなどと講座の進め方について思案していた。
いつもの時間に出かけた。やはり少なかったけれど13名の参加者がいた。少ないなりの時間の使い方もあります。人数が多いと話したいことも話せない悩みがあります。こんな日はいいチャンスでもあります。全員に素読をさせてそのあと復習を、質問を中心にすすめ内容を確認したあとに、範吟、 合吟、そして独吟と進めました。
休憩をはさんで「客中行 李白」をやりました。李白の生涯は放浪の生涯だったこと、この詩はそんな放浪の中で作られたものであることを話して、起句承句の「蘭稜の美酒」の表現、酒飲みにはよだれの出そうな表現だと確認し、転句結句の二行について質問をしてみたら、きちんと答えてくれた方がいた。お酒を十分飲ませてくれたらそこがよその土地でも故郷と変わらなく思えるというこの言葉から李白が本当にお酒が好きだったことが判りますねと話して、そんな李白の気持ちを想いながら吟じてみましょうといい、吟をすすめた。
心配していた時間は、丁度いつもと変わらないで終わることができました。