Mさんが休み、4名での稽古。
今日は前半「秋 思 許渾」後半「秋 思 劉禹錫」をやり、休憩後、手稲文化祭の稽古をする。
指導の中でこんなことを話題にしてみた。「歌謡曲と詩吟の違い」ということです。
◎ 歌謡曲は歌うのだけれど、詩吟は吟じる。
◎ 詩吟には起・承・転・結がある。
この二つの意見が出た。どれも間違いではないけれど、細かい説明ができない。特に詩吟は詩文に節をつけ歌うのではなく日本語としての正しい読み方ををし、一定の箇所での、最後の言葉の余韻を母音に返して引いたり、振り止めたり、揺り落としたりする独特の節調を持つ音楽芸能であることまで言える方はいなかった。
それで、まず詩文のきちんとした読み、そして余韻はしっかり母音に返して引く事を確認してもらった。そして、「上」の揺り落としなど、しっかり聞く人に聞いてもらうために一本調子にならない強弱のつけ方などを研究してほしいと話してみました。