今日はとても良い天気だった。それだけに期待していたけれど、結果14名の参加でした。
午前中に現在最年長の前川さんから電話があり、腰の状態がよくないので欠席しますという連絡があった。この後も継続がむつかしいのかもしれません。今年に入って男性2人が来られなくなっている。やはり90歳という年齢はおもたいのですね。これからもこの人数くらいで推移するのだと思います。
今日は王 昌齢の「出塞行」と「芙蓉楼にて辛漸を送る」をやりました。
芙蓉楼を素読した後、こんな質問をしてみました。今別れる二人がいるところは、長江のほとりなのか黄河のほとりなのかを判断できるかを聞いてみたかったのです。キーワードは「江」と「呉」「楚」なのです。答えることのできる人がいなかった。そこで「江」は長江を意味し「河」となると黄河なのだということをはなし、「呉」「楚」は長江挟んだ両側の地であることを話してあげました。そのあと、二人が別れて行くのですが、辛漸はどこに向かうのと聞いて「洛陽」を指摘させ、それが黄河流域で長安より下流になり、長安に次ぐ大都市であることを理解させたかった。結局説明することになった。また「一片の氷心玉壺に在り」という詩文をどう理解するかいろいろ質問してみた。中にはそれなりの理解の方もいたかもしれませんが、発表できる状況ではなかったのでしょう。来ている方は70歳以上の方ばかりです。詩文の内容を詠んだだけで理解できる方はいないといっていいのです。しかし、例えば「江」「河」の違いなどはずいぶん触れているはずなのですが 、覚えてくれていない。仕方のないことです。