紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ・栽培畝2021

2021-04-11 16:00:14 | 日記
「ムラサキ栽培畝の作成」
苗は順調に生育している。定植まで、後1ヶ月栽培畝の準備に入った。

桜が満開のこの時期、昨年はほぼ終了していた。崖下に川が流れている。
疲れやすい身体になってしまったようである。


期待していた雨は小雨で、アテが外れ固い土塊を砕く作業となった。
この鍬を使っての粉砕作業は容易に捗らず、叩いては山にし、また叩く。


最底部を平に慣らし表土を入れて、鋤込む。

黒い土が表土で黄色い土は、土底40cm以下の無肥料の土である。

今年は籾殻が沢山手に入ったので、これを鋤込む事にした。

籾殻は湿気を溜め込むので、排水性を考え使う事を躊躇っていた。
筒栽培のブロックの予定なので紫根収穫時の事を考えると、固い土塊は何とかしたかった。
筒の影の土は糠を混入した投入土、どの位糠を混ぜるかは適度に・・・?
肥料は投入してない。糠もあるので別のブロックでは糠も共に使う予定である。
草木灰も取ってあるので、その併用で肥料効果を見る予定である。

まだ、霜の降りる朝が続いている。
畑で新芽を出した苗には手助けができなかった。
取り除いた葦を夕刻、掛けてやれば良かったのだが・・・・。
疲れ切った身体を動かす事が出来なかった。

    「しもよほう きけどうごけず なえあわれ」
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日本ムラサキ苗・茎と根

2021-04-04 15:41:07 | 日記
「苗床・長い茎と長い根に困惑」
朝から雨の予報は外れて夕刻になっても雨は来ない。
耕作中の畑の土は白く乾燥して固くて手が出ない。期待の雨であるのだが・・・。


苗床の発芽苗のポット上げ作業をしてる。双葉を開くと根は既に3cmに達する。
多くの苗の根は土を着けているが、茎の部分には土は着かない。


右端の小さな発芽苗に注目する。
茎の最先端に2mm弱の細い根の生育を認める事ができる。


根は短からず、長からずポットへ上げるにはベストな状態である。

根・茎のどちらかが長過ぎて、ポットへ上げる作業に手間取る。

特に困るのは、茎の長い苗である。普通はあり得ない苗である。
霜柱が長く、深く割れた地中に種が落ち込み、底からの発芽苗である。
ポットへ根だけを挿してと言う訳にはいかない。茎も深々と土の中へ・・・。


更に困るのは、苗床の底に根を置いてきた苗である。
挿し芽?と言う状態である。何処からか根が出てくる事を期待するのみである。
ポットには「根ナシ」のラベル。

    「あめをまち ねのなきなえに のぞみもち」 
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日本ムラサキ、卯月の新芽

2021-04-01 19:44:15 | 日記
「秋苗の新芽登場」

気掛かりであった秋苗の新芽を確認する。

定植後、仮植えを余儀なくした苗であろ。

秋苗は厳冬を乗り越えて、春の彼岸過ぎに新芽を出してきた。

心当たりの場所であるが、ポツポツと新芽の確認をする。

上段の畑の定植ブロックである。半数以上が新芽を出してきた。

春先の種の発芽とは様子が異なる。茎は太く、多くの本葉に包まれている。

これから、晩秋まで風雨を耐えて無事収穫期を迎えたいものだ。

下段の畑の定植ブロックの新芽、日を置いて緑の葉になる。

昨年秋口、9月に発芽した苗で収穫予定は11月である。
14ヶ月の生育期間である。まだ先は長い。ハウス栽培では無いので心配事は尽きない。
取り敢えずは、新芽が出なかったスポットに仮植えの新芽苗を定植する事であろう。

  「さていかに のびゆくなえに まけまいぞ」

  
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日本むラサキ・発芽試料(続2)

2021-03-28 18:53:33 | 日記
「その後の発芽試料、発芽結果」
2021-01-29 19:17:38 | 日記 「雪の下から出て来た発芽試験試料」
矢印線4本が茎からそのまま移した種。発芽は無いものや数粒の発芽に限られた。
手前2線は選別、検査後の種。多数の発芽、種の選別が如何に大事か判明。


苗床は室内へ取り込む予定であった。しかし、室内には置き場が無かった。
やむを得ず庭先に据え置いた。目的は種の発芽の遅速についてであった。


最下部グリーンの線、2本の発芽状況である。
この種は選別後、浮種検査を済ませた種で殆どが発芽している。
選別検査をしないで、発芽が難しいは無いであろう。
遅速はあっても、これだけ発芽すれば苦にすることはない。


霜柱に襲われる。2月1日大寒の最中である。

弥生3月4日、またしても霜柱で種が移動する。
当初の目的からはズレるが、茎から種をそのままの位置で播いた発芽は数粒である。


うっかりしていたが、このまま苗床での生育は困る。
これ以上大きくならない内にポットに移して育苗する事にする。


霜柱の影響であろう、種は深みに落込んだ様だ。茎の部位が長すぎる。3cmもある。

これが最適な茎と根の長さであろう。霜柱にもめげずによく発芽してきた。

   「まちわびて わすれたわりに ひろいめや」
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日本ムラサキ・2021弥生の新芽

2021-03-24 18:50:51 | 日記
「冬囲いを撤収・越冬は如何に?」

昨年11月10日に冬囲いをした。刈り集めた土手の葦(よし)を2〜3層と重ねて春を待つ事にした。
「秋苗の冬越しに備える」2020-11-15 19:37:02 | 薬草・薬用植物
1昨年は何もしなくとも、苗床の秋苗は新芽を出して生育を続けたが昨年の春は全滅であった。
これに懲りて、冬囲いを念入りにした。温暖な地域で栽培している方が、羨ましい限りだ。


開けてびっくり!籾殻から3cmも出ている。新芽の見えない所はどうしたのだろうか?

光は全く届かず、もやしの様な新芽である。2本立の新芽、直射日光を浴びて傷みはしないだろうか?

下段の畑のマルチの新芽は、葦の層が厚く保温効果で新芽の伸びが早かった様だ。

昨年秋の根元の茎が枯れずに残っている。新芽の太さは、今後どの様な生育となるのだろう?

上段の畑の冬囲いである。

上段の畑のマルチの方は、少し葦は薄かったのか光が入って緑が出てきている。

全ての秋苗が新芽を出した訳では無い。
これからの気象条件でたくさん新芽を出して生育する事を願うのみである。
新芽を出さない苗もありそうである。


今朝は霜であったが、明朝の予想最低気温は2℃である。耐えてくれるだろうか?
明日は4月中旬の気象予報である。順調な気象条件の推移を望むばかりである。

  「やれうれし しんめだしたる あきのなえ」





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