紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ、苗の発送

2021-03-21 19:27:32 | 日記
「雨の日の苗の梱包作業」
雨が降っては畑は休まざるを得ない。注文苗の梱包作業には、お誂の日となった。

毎年、苗の希望者に送り続けているのだが、荷を出してから心配でならない。
昨年の最後には、来年は止めようと考えていたのだが・・・。その時思い付いた方法がある。
ポリのシートの活用方法で有る。この梱包方法を使わないで止めるのも、と注文を受けた。


シートを押さえる方法も同時に浮かんだが、実際に試した事はない。
テープの糊面を反り返らせて、プラダンを乗せて苗の高さを保護する。


唯一、慎重を要する場面だが・・・意外と上手くいく。

プラダンを裏返してみると、テープが上手く着いて少し手を加えてOK。

苗の高さと、シートの押さえが固定できた。
苗は育苗2ヶ月で双葉から本葉2枚が生育中の苗で有る。


最後は、段ボール箱の蓋でV字型に立てた段ボールを押さえて終了。
この梱包で今の所、トラブルは発生してしない。明日最後の3個を発送して苗の販売は終了となる。
小さな箱で、軽い故であろうか昨年までは倒したり、落としたりの事故があったのである。

   「なえおくり ぶじをいのりて げんきでな」

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日本ムラサキ・栽培地2021

2021-03-15 18:47:46 | 日記
「日本ムラサキ栽培・春耕の準備」

耕作放棄地の栽培予定地である。枯れ草の片付けをする。

同じ畑に昨年秋に苗を定植してあるが、越冬出来たかはまだ確認してない。

隣の畑、蘆で囲った秋苗である。これもまだ覗いては無い。

春先の草がアチコチで咲いているのだが、彼岸まではと我慢している。
余程、昨年の冬越しに懲りた心底があるのだろう。


昨年晩秋に苺苗をマルチで定植してある。
そのマルチ止が此れだけ浮き上がっている。霜柱の後である。
苺苗も浮き上がっているので、やり直しである。


中には既に花を咲かせている株もある。徒花である。
もう一度マルチを剥がしてしまった方が楽だったのかも知れない。
判断ミスである。マルチ穴を棒で止めて1株1株埋め直す。
屈み腰での作業は、後々が大変であった。未だに肩の痛みが残る。

   「はるまだき しなののきたの どてのかぜ」
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日本ムラサキ・弥生三月

2021-03-01 15:19:56 | 日記
「ウイルス(雑菌)との奮戦」

ビーカーの水中で発芽の兆しを見せるムラサキの種(発根の種)
発芽への近道として種の水漬け期間がある。
5日間程が効果的だが、水を新鮮に保つ必要がある。


発根の種を並べて見るが、ウイルス付きとは思いも寄らなかった。

コップやビーカーの水中では雑菌が発生する事が判明。
細かいネットに種を入れ、細く掛け流しが良い様だ。


雑菌の繁殖に湿気と温度が最適だったのだろう。
種をすっかり取り巻いている。スプレーで水を掛けると姿は消えるが・・・。


特に浮種は発根は期待薄だが、それでもと思って発根させている。
うっかり水を変えずに日を過ごす事があった。


何はともあれ、殻を取り除く必要がある。

ウイルスの量は?? ウイルスは土にも??

取り敢えず出来ることは・・ウイルスの繁殖した殻を取り除く。
アルコール消毒?? 種の根は枯れてしまうだろう・・・。
汚れた水が媒介しての結果である。折しもコロナ禍の出来事、
雑菌もその一類ではあるまいか・・・?


秋苗の生育が、ここまで続くとは驚きである。
以前は地上部が枯れて、四月頃新芽を見せてくれた。
当地では、まだ畑へという訳にはいかない。
   
   「なえととも ひながいちにち はるをまち」


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如月の発芽・二つのビーカー

2021-02-20 20:26:38 | 日記
「春苗用、最後の発芽に向けて」
ムラサキの定植時期から逆算すると2月末から3月中旬頃までの発芽苗が本葉4〜5枚で頃合いとなる。
残り種を集めて、ビーカーに投入。即沈下の種を別にして共に水に浸ける事5日間。


右の種は即、沈下の種で少ない。一方左の種は3ヶ日後に沈下の種である。
共に水に浸ける事5日間。3ヶ日後に残った浮種は取り除いてOUTとして廃棄。


ビーカーから取り出して水を切る。右の種。

全体量の多い左の種。種の色合いが異なる。

使用中の川砂の紙コップに即沈下の種を入れる。発根中の種は2/2からの種。

3ヶ日後に沈下の種は量も多いので空の紙コップに入れる。
使用中のコップは以前からの種があるので2ヶ日後に覗くが変化なしである。
同時に、発根があるかどうかを危ぶんだ種は既に5粒が長い根を出していた。


1日遅れて砂地に置かれた種からも4粒の発根を確認。
確率からすれば即沈下の方が高い事は間違いない。
しかし、以前廃棄していた種から発芽となると拾い上げる種も貴重な苗となる。


3ヶ日後に沈下の種から更に続く発根。これで10個、プラス10本の苗となる。

  「すくいあげ ひろいあげたる なえそだて」



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日本むらさき・温室の出来事(4)

2021-02-06 19:22:21 | 日記
「いつ根付く、試行錯誤の挿木」

挿木(挿枝)の想定は全く考えてもいなかった。
切り落とした枝に気づいた時、なえ萎れた枝の緑に驚き水に挿してみた。


根が出たかどうかを、直ぐに観察できる装置を考える。

透明な計量カップがあったので、これでOK.と数日間見ていた。

水分が切れる心配は無いが、これで良いのかと心配になる。
双葉が無くとも、本葉は大きくなってきた。しかし、水だけで良いのか?


枝の先端部を少し切ってはどうだろうか?
全くの水中では、根は出ないのでは・・? 水中植物と同じ・・?
試行錯誤から五里霧中・・・となってしまう?

    「・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・」


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