紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

ムラサキ移植後の生育状況

2015-06-23 20:00:02 | ムラサキの栽培
梅雨入り後のムラサキ

ムラサキの苗を移植して1ヶ月後の様子である。



昨年12月に発芽した苗である。葉が大きく成長する。


これは越年の苗で昨年末11月に発芽した苗で茎立ちをして、移植前に根元から今年の新芽が覗いている。11月以前の苗は茎は枯れ根元の新芽が大きく生育を始めている。


これも越年の苗で12月発芽の苗である。


11月の越年の苗でも昨年の茎が枯れてしまうと今春の新芽が大きく生育している。細い棒が昨年の茎である。


茎が無く大きく生育しているのは昨年末から、2月に発芽した苗である。雨が少なく春にしては高温の日が続いたが、遮光ネットのお陰で多くの苗がしっかりと生育しているようだ。

越年の苗、1~2月の苗に共通点がある。葉は大きくなったが押さえられている点がある。茎立ちをせずロゼット状で葉が生育している事である。これは気温と関係があることに昨年気付いた。

夏日も、真夏日も続いたが昨年と変わらない生育状態である。”最低気温”が生育の押さえになっていると思われる。最高気温25℃以上が連日続いたが、最低気温はまだ一度も、或る一線を越えないのである。”20℃”の最低気温はムラサキにとってgoサインである。

梅雨寒と云う言葉がある、当地北信濃では最低気温20℃越えは梅雨空けを待たなくてはならない。


 「なぞひめて ムラサキの苗 つゆのそら」
コメント
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