紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

2018.日本ムラサキの栽培記録 ( 7月 No.2 )

2018-07-15 15:11:12 | 染料栽培
「生育異変、その後」
大雨の後、一転して好天の日が続いている。
水を得て、気温が上がれば草木は目覚ましい生育状況となる。
心配していた苗は自らの力で再生しつつある。
根を痛めなければ、地上部が傷ついても新芽を出してくる。


葉は傷んでカットしたので棒状の茎だけが残っている。
緑を保っているので、そのままにしておいた。


新芽を期待していたが何処から出てくるか不明であった。
地上部の最下部から新芽を出してきた。宿根草の強みであろう。


1週間前心配した第3ブロックである。
周囲を掘り下げて、溝を作った。
雨で地面が柔らかい内にと、気早く支柱を差し込んである。


傷んだ葉は黒くなったが、それを抱えたまま茎立ちをしてきた。

枯れていくのは、根が傷んだ苗である。
根がしっかりしていれば慌てる事もない。


敷き藁がなかったので、追加して同じ条件にして推移を待った。
発芽時期が3ケ月も異なる苗が同じブロックになったので面倒見が大変だ。


残り苗の最後の最後は筒型栽培となった。
捨てるに捨てられずに、お救い寺的な存在となった。
雨の後は、高温な日が続くようになった。
気を揉んでも、どうすることもできない。
気長に結果を待つ事である。

     「つちのなか そらのうえまで あいてにし」
コメント
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