紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ、渇水危機?

2018-07-24 19:22:53 | 染料栽培
「2018.日本ムラサキの栽培記録7月No.3」
晴天で高温な日が続くようになった。
7/5の大雨の後は連日、33〜37℃の猛暑で2週間を超える。
雨の後、草木は急速に生育して草刈り、草取りへと姿勢が変わった。
ムラサキも急速な生育を始め、開花期を迎える本数が多くなる。


この茎と葉は既に地中深くまで根を伸ばしていると思われる。
乾燥に強く、渇水など何処吹く風の姿である。


これは未だ目にしたことの無い生育状況である。
野菜栽培でしばしば、肥料不足のサインとして根本近くの葉に出る色である。


耕作放棄地の畝栽培の下段に同様な茎が幾つか目に付いた。
こちらの栽培は野ネズミ被害が予想され、ややオマケの栽培へと気が変わってしまっている。
水分補給もやや大まかな状態である。


水不足になると、自然にお任せ気分で生育を見るようになっている。
水は近くの川からポリタンクに入れて、畑まで運ばなければならない。
雨水を溜める装置は雨が降らなければ無意味な存在となった。
それにしても、茎の頭頂部からの黄変は何故だろうか?


渇水で緑の葉を丸めた苗である。まだ根は短いのだろう。
救済できるかどうかギリギリの状態である。
普通、渇水状況になると、この様に葉を丸める。
特に葉の色に渇水の状況を知らせるサインを見たことは無い。


完全に救えたとは言えないが、この様な快復を見せる茎もある。
渇水で丸めた葉は水分補給が1歩遅く、枯れて色を失った。
その後、水の補給を続けると別の所から新芽を出して逞しく生育を始めた。

茎の頭頂部から黄変し始めた原因には、首を傾げたまま暫く時間を要した。
渇水とは無関係とは思えない判断をしたが、頼るべきタンクは底を見せ水は無い。

   「さいんみて からのたんくを ひとにらみ」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする