紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ・野生種仕立て栽培

2020-07-04 16:20:01 | 薬草・薬用植物
「耕作放棄地におけるムラサキの栽培」
黒マルチ畝を使った栽培は、耕作放棄地の一画である。
苗数の都合で定植は終了したが、後続で発芽した苗が20本出てきた。
野生仕立ての栽培を諦めていたが、マルチ畝の近くに定植を試みた。


予定していたスペースであるが深く耕作はしてない。
ブタ草、アレチウリ等が芽を出す度に引き抜いてきた。


カナテコを突き刺して石が無い事を確認する。深さは20cm程である。
その更に下は不明である。大きな石がある事は確かである。


20本を定職する。中には双葉の苗もあった。

野生種仕立てとは言え、このままでは周囲の状況に呑み込まれてしまう。
発芽して3日目のアレチウリのサイズはムラサキの10倍程もある。


昨年の葦が数束、この為に取り置きしてある。
敷き藁ならぬ敷き葦マルチとして利用する。効果は抜群であった。


定植後2週間を経て3個が消えていたが、ここまで生育する。
この間、アレチウリの芽が幾つか枯葦のマルチを突き抜けて芽を出して来た。


1反(900坪)程もある広い放棄地である。
カボチャをアチコチに広げてみるが、如何ともし難い。
農業機械を持ち合わせない身で草との戦いは、絶望に近い。
草は大きくなっても冬には枯れる。樹の処理を託されて、この畑に出入りをしている。
樹はシンジュ(ニワウルシ)で切っても翌年また数メートルも伸びる。
根は年々巨大化して来て掘り出す事は困難となった。
除草剤の原液で処理できる事を確認しているので梅雨明けを待っての作業となる。

  「くさをぬき きょうをとなえて ひをおくり」
コメント
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