紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ種子・選別処理方法

2021-10-23 19:48:04 | 日記
「日本ムラサキの種の採取と選別を考える」
最初の頃は、ブルーシート上に乾燥した枝を積み上げて棒で叩いて種子を落としていた。
種の落ちた枝を取り除き、箕を煽って選別をしていた。しかし、その選別も容易ではなかった。
箕の巧な操作が必要だった。
都合の良い自然の弱い風と向きは、ほとんど得られず、自らの呼気に頼る他なかった


長い枝に着いた種の採取は、根気のいる作業である。
ひと枝ひと枝を手に取り、萼片を押さえて枝から落とさなければならない。


しかし、種子の外には萼片が落ちるのみで、種子のみに整理する作業は容易である。

この日の段階では、分枝の先端部の落ちにくい種子も共に手を入れて落としている。
従って発芽ができない種子も混在している。次のステップの選別で選り分ける。


分枝の上部は、熟した種子と未熟種子でなかなか落ちない。
この部分を切り落とし、後に落とす事にする。分枝の上部の、この切断点は重要である。
この切断点に依って、発芽する種と発芽しない種子を選別する事になる。


この種子は発芽する種子を若干含む事となる。次のステップに選別を委ねる。
それにしても、ひと枝ひと枝を続けていくと時間の経過が不明となる。2時間も続けてしまった。
その結果、腰掛けての作業であるが腰が固まってしまう。痛めた腰痛が再発となってしまった。

今後の事を考えると乾燥させて、ブルーシート上で一気に種子を叩き落として・・・と。

 「こしたたず みさかいもなく ぼうをふり」

コメント
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