「春の草、根の張りに驚き」
春先の草の生育との格闘である。
気候は順調にと言う訳には行かない。
時に霜が降りる冷え込んだ朝も来る。それでも芽を出し生育を始めた野草は
日増しに、たくましくなるばかりだ。
ヒメオドリコソウの根。
驚くべき根の張り具合である。腐葉土に凄まじく喰い込み、
腐葉土を振るい落とす作業は並大抵ではなかった。
畝立てを開始した頃は、何の芽なのかも不明であった。
ヤブジラミと判明したのは葉が広がり出してからであった。
生育して秋に種を付ける頃には厄介な野草である。
余儀なく、畝立ての変更をする事となった。
苗数を数え始めている内に何時も途中で止めてしまう。
畝立て作業に追い立てられるからである。
定植を急かされている苗数は、予想よりかなり多いと判断。
2列から3列にしないと、残りが多過ぎてまたまた大変である。
足腰の負担は限界に来ている。しかし1mでも先へ進めたい。
本日、畝幅を広げて漸く畝立てを終了した。
3月下旬に鍬を入れてから、1ヶ月以上6週間を要しての作業であった。
老体には堪える日々で、先が想いやられる。
たっぷりの雨を待って定植作業となる。
「つかれのみ のこりつづけて のびるくさ」
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