紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ、忘れてた苗床

2017-07-02 14:53:53 | ムラサキの栽培
「春先に使用の苗床から発芽あり」
室内温室で使っていた苗床は庭先に放置されたままになっていた。いや敢えて放置して置いた。予定の発芽を得られず、発芽セットを替えたのである。種は回収出来ず捨てたに等しかった。ただし1つの目論見を密かに抱いての事でもあった。
それはまた、かつての経験の再検証でもあった。

早春の発芽期から既に3ヶ月を経て今、梅雨時となった。寒暖を繰り返して平均気温も20℃前後となる。
空梅雨か放置された苗床はカラカラに乾燥している。期待の雨が無いので容器の発泡スチロールに水を入れ満杯とする。
10日もすると水分は飛んで良き湿気状態となる。


7月に入る。本降りの大雨予報であるが、これはもう避ける事にする。既に目論見通りの発芽を確認していたからである。


苗床の両片隅に幾つかの発芽が見える。


12個を確認する。


これはもう双葉がかなりの大きさである。


殻付きの状態は発芽後3日目程であろうか。


早く掘り出さないと大きな穴を作ってしまう。根の先端を傷めないように掘り出す。長い根である。根が長くなる要因についての、心当たりはあるのだが、まだ検証出来ていない。

育苗ポットに入れて、生育状況を見守ることになる。このポットの用土に根が長くならないで、しっかりした根に生育するかの検証要因を潜ませてある。

秋苗の検討を始めた矢先であった。この春先の苗床から秋苗の発芽を考えても見なかった。昨年の秋苗に種が着き始めたが、まだ実入りの種子採取には早過ぎである。秋苗の種子は秋苗が生育した翌年にと考えていた。春苗は春苗から秋苗は秋苗から、それぞれ種を採取すれば良いサイクルかと思ってるのだが。

「つゆそらに▫️▫️おもいもよらぬ▫️▫️あきのなえ」


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日本ムラサキ、生育不良苗 | トップ | 紫根染め、小さなミス »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ムラサキの栽培」カテゴリの最新記事