紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

紫根を掘る(水無月)

2015-06-10 20:46:30 | ムラサキの栽培

  六月水無月に紫根掘り?

春先に掘り出す予定の紫根は、新しい種の採種へと予定変更をした。株から盛んに芽を出す茎を少なくしたり、伸び過ぎた枝を切ったりしたが、アブラ虫の被害で葉が傷み生育出来ずに枯れる株が出て来た。
新苗の移植が始まったので、この畑の傷んだ株を掘り出す事にした。


紫根は大分傷んでいるだろうと抜いてみた。茎の小さな枯れ株は直に抜けて紫根らしさは無かった。予想通りである。

ところが、なかなか抜けない株が出て来る。スコップで深く掘り下げないと抜けない。掘り出してから驚いた。まだ、紫根らしさが残り根が生きていたのである。


春先に芽が出ると同時に掘り出しておくべきだった。この畑にはネズミはいないので立派な紫根が収穫できたのだ。比較のための鎌の柄と同じくらいの太い紫根である。ただ、春先に掘り出す紫根の色とは大分違う。既に黒ずんだ色で鮮やかな赤い色ではない。でも色合いの異なる染めの結果が出るかも知れない。

  「あてはずれ むねんがのこる つちのなか」

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