六月水無月に紫根掘り?
春先に掘り出す予定の紫根は、新しい種の採種へと予定変更をした。株から盛んに芽を出す茎を少なくしたり、伸び過ぎた枝を切ったりしたが、アブラ虫の被害で葉が傷み生育出来ずに枯れる株が出て来た。
新苗の移植が始まったので、この畑の傷んだ株を掘り出す事にした。
紫根は大分傷んでいるだろうと抜いてみた。茎の小さな枯れ株は直に抜けて紫根らしさは無かった。予想通りである。
ところが、なかなか抜けない株が出て来る。スコップで深く掘り下げないと抜けない。掘り出してから驚いた。まだ、紫根らしさが残り根が生きていたのである。
春先に芽が出ると同時に掘り出しておくべきだった。この畑にはネズミはいないので立派な紫根が収穫できたのだ。比較のための鎌の柄と同じくらいの太い紫根である。ただ、春先に掘り出す紫根の色とは大分違う。既に黒ずんだ色で鮮やかな赤い色ではない。でも色合いの異なる染めの結果が出るかも知れない。
「あてはずれ むねんがのこる つちのなか」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます