紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

8月のムラサキ

2015-08-07 17:33:24 | ムラサキの栽培

 8月 葉月のムラサキの発芽

毎月少数のムラサキの発芽を続けている。春先と比べると発芽率は低くなっている。この時期の発芽は自然状況では、まずあり得ないからであろう。


冷温保存の種を例に依って、パックに移して室温で保管する。水分は切るがパックの蓋をして種を乾燥はさせない。室温保管に切り替えてから5日目で1粒が発根する。8/1


発根種をセルポットに伏せてから3日目には緑が見え、翌日には発芽を見る。8/3
先月はポット内で発根を見た種と同時に未発根の種も期待を込めてセルポットに播いたのだが、1粒のみの発芽で、後は発芽せず種は回収する事態となった。


種30粒の内、最悪の環境下で発芽した一個で双葉も大きく既に本葉が2枚に生育、根元が急伸していないのも良い苗の姿である。


種を播いてから、1週間自宅を留守にしたのは問題であった。発芽して双葉の成長の始まった苗は蒸れて2本は枯死、残りも倒れて枯死寸前であった。写真上部1列、写真中央の本葉2枚のしっかりした苗が留守中に発芽した、たった1個の苗である。写真中程左の黄色のマークの下のセルに間もなく発芽する緑が見える。

元々自然環境ではあり得ない生育状態故、毎日管理しないと生育は無理なのであろう。
パック内の発根は他に3粒と続いているので、先月と同じくらいの発芽を得る事が出来そうである。


 「むらさきの はつがをながめ つきかわり」



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