紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ・弥生の新芽

2020-03-15 19:25:45 | 薬草・薬用植物
「秋苗に新芽が生育開始」
トレイ2個に秋苗が入っている。ほとんだは葉が枯れている。
昨年の秋10〜11月に発芽した苗である。緑を保った状態で春3月を迎えた苗が11ポットあった。


小さな新芽が動き出した。10/11発根から双葉に本葉2枚となった。
その後、生育はストップしそのままであった。春の光に動かされたか?


同様の10月の秋苗である。双葉の1枚が健在である本葉5枚で冬を凌いだ。10/16発根メモ

本葉の緑はほとんど消えたが続きの新本葉が生育を再開した様子である。11/13発根メモ

2月中頃までは緑を保つがその後の寒波には耐え切れずに枯れた。
新芽が脇から芽を出してきた。10/15発根メモ


今まで見てきたパターンの秋苗の新芽である。枯れた茎の根本から新芽が生育開始 10/5発根メモ

まだ、芽の姿は見えないがわずかな緑を視線が捉えた。10/12発根メモ
秋苗が緑を保ち得たのは暖冬故であると考えた。しかし、かつて温室使用で春先に茎だちの秋苗が枯れた。
その際、根元脇から新芽に入れ替わる姿を思い出し、その違いに首を傾げている処である。
日本ムラサキの多様性のある生態には驚かされる事が多い。

    「しんめみて かれたわがみに はながさく」
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