紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ・温室の出来事

2021-01-15 17:18:01 | 日記
「師走の日本ムラサキ、その後」

双葉から急速に生育した首長の本葉をカットした苗の、その後である。

1ヶ月後に新芽を出してきた。これは、初めての経験ではない。
2016-03-21「紫草の苗・整枝に挑戦」、2016-02-25「ムラサキの変・打首(矯正)
5年も前に大胆な作業をしていたのだ。


この苗は2本立ちの新芽となった。かつては整枝、矯正としての検証実験であった。
その後2018-02-14「日本むらさき・秋苗に新芽」2020-12-19「師走の日本ムラサキ」と続く。


4、5本であったが、内1本は奇妙な事態となってしまった。
根のある本体が枯れ始め、切り落とした本葉が緑を保っている。


原因は不明?切り落とした本葉を生かす事ができるかどうか?
主の交代劇となりそうである。また1ヶ月間の観察対象となる。

    「しゅきゃく こうたいなるか はるのなえ」
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2021・日本ムラサキ栽培スタート

2021-01-09 14:29:46 | 日記
「日本ムラサキの種、発芽のスイッチ(発根)」

苗床にて発根、16粒を確認。ここ数日10桁代の発根数である。

発芽のスイッチ(発根)を確認すると即、ポットへの移動となる。
前日取り上げ忘れた種の先端部である。何年か前初めてこの生態を見た時、カビかと思った。
芽を地上に出す為に根を周囲に固定する役割をすると思われる。
或いは、地下深く根を伸ばす為にも必要なのかも知れない。
芽を出す時には根は3cmにも伸びているからである。


苗床セットです。蓋付きパックに赤玉土を3cm以上敷き詰めてある。
水はたっぷり、2cm以上も入っている。5日間水に浸けて日毎に水を取り換えた種をバラ撒く。
苗床は自作の簡易温室に設置。気温20°Cに設定してある。15°Cよりスイッチが入り易いと判明。


昨年12月の浮種のセット。まだ続いているが、答えは出ている。浮種検査は必要であった。
即沈む種子の選別は極めて有効であり、6時間後に沈む種子も発芽の可能性がかなりあった。
翌日以降になって沈む種子からの発芽は4粒のみであった。


発芽のスイッチの入った種はポットの培養土で根を伸ばす。温度設定は15°C。
3cm程根が伸びてから地上に芽を出してくる。根は既に赤い。

  「そとはゆき でるにでられず なえのせわ」
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日本ムラサキ・2021・新年発芽

2021-01-01 09:36:05 | 染料栽培
「謹賀新年  新年明けましておめでとうございます」
日本ムラサキと共に明け暮れの日々、令和3年元旦。
幾つかのポットで発芽が始まりました。


まだ、堅い殻を付けた状態です。しかしながら地上部が生育を始めたので発芽です。

同様なポットが11個あります。12/28頃から種の殻が地上部に出てきていました。

これは、殻は付いていますが双葉が開いて生育している状態です。

12/19 伸張し過ぎた主幹茎をカットした苗のその後です。
予想した通りに新芽を出してきました。
20℃を越える状態が続くと首長の生育で、不安定な苗となるからです。


秋苗の新芽、これは紹介して無かった。

昨年11/28 畑から持ち帰った秋苗をポットに移して春を待つ事にした。

地上部を切り落として後、温室で過ごしている。春を前に新芽を出してきた。

昨年とは打って変わった真冬の到来である。大晦日は真冬日となった。
新年早々元旦も除雪作業の朝となった。

    「てれびみず しんぶんとらず はやととせ」
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