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釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】まさかの誤算でエマージェンシー (2023/12/23 ショウサイフグ 野毛屋)

2023-12-27 05:51:00 | 釣り
今年のフグ目標まであと10匹。
あわよくば今回で達成を、ダメでも残り数匹まで詰められれば最終戦での達成が確実だろう。

今回はインストラクター仲間のMさんと待ち合わせ釣行。
前回Mさんにフグ釣りを指南した時は渋い日にあたってしまい、Mさん3匹。
自分は4匹の今年最低釣果という結果だった。

Mさんは3匹がおチビコモンだけだったんで、ショウサイフグを釣って食べるためのリベンジ釣行だ。

ぜひ、ショウサイ、あわよくばアカメも味わって貰いたいな。


(毎度。)

4:50着で21番目。
Mさんは22番目だったんで健船の右舷舳先3、4番の並びをチョイス。
本日ユキちゃん船は仕立てのため、フグは1艘だけ。

真冬並みの日なのに続々とお客が集まって来る。
皆さんお好きですね。

これからは寒さとの戦いも本格化する。
凍てつく寒さに電熱ベストに中綿入りウェアで完全防寒して対策してますよ。


(本日は十号船。)

船に移動して準備。

Mさんはカットウ仕掛けを自作して来て、船上で胴突き仕掛けを作成している。

自分はおニューの竿「激風湾フグ」をセッティング。
早く魂を注入してあげたいぞ。


(出船。)

定刻前に出船。

右舷、左舷とも10名くらいだったか。
左舷舳には異次元のIさんが乗られている。

スタートは八景でコモンを狙うと思いきや、船は東進していく。


(激風湾フグ。和テイストが良し。)

いきなり中の瀬か?と思っても更に東進。
ついには大貫まで来ましたよ。


(釣り開始。)

大貫沖で釣り開始。

潮止まりからスタートなんで暫くはおニューの激風に慣れる練習ね。

Mさんにも、この時間にしっかり素振りをしておかないとダメよと申し伝える。

激風は穂先の調子はこれまで使ってたAllegroと変わらないようだけれど、170cmで10cm短いから操作が楽だ。
ロッドバランスも良いから扱いやすい。
買って正解だったな。

仕掛けはコモン狙いのままでチラシカットウに胴突き1本バリ。


(潮はこんな感じ。)

風もうねりもなく、潮もない。

あと30分くらいは我慢の時間だよ、とMさんに伝えたところにシャクリでサクッと来た。

ゴリ巻きから抜き揚げると良型のショウサイフグだ。


(8:19に1匹目。)

早い時間に型を見れてホッと一息。
船中見渡しても揚がっていないから、我慢の時間に獲れたのは大きいぞ。

しかし、そろそろ動いても良さそうな時間になっても潮が効いて来ない。

風もないから船のスパンカは畳みぱなしで、ずっとエンジン流しで筋を狙う。
健船長も操船が忙しいだろうな。


(富士山が綺麗です。)

船下をねちっこく誘い続けていると触りが出る。

来たか?
とゼロテンで集中するとチョンと竿先が揺れる。
アワセをくれるもスカす。
久し振りの反応にビックリ気味になっちゃったよ。

誘い下げから再びゼロテン。

来い、来い。
チョンの揺れに反応するもまたスカす。

恐らく次がラストチャンス。

誘い下げからのゼロテンで今度はタイミングをずらしてアワセを入れるとサクッと手応えあり。

「おら!掛けたぞ!」

腕を掲げて追いアワセを入れてゴリ巻き。
ブルブル走る小気味良い引きはショウサイだな。

ブチ抜いて良型をゲット。
健船長に記念撮影いただいた。


(2匹目。健船長のブログから。)

これが9時過ぎ頃だったかな。

潮が行かない中でも時速1匹ペースは悪くないのでは。
と思ったところが、その後は沈黙。

流し変えでポツと型を見る拾い釣りの様相を呈して来る。

大貫から富津へ移動。


(凪ですわ。)

素振りを続けていたMさんが30cmクラスのトラフグをゲット。

型を見てくれて良かった。

前回と言い、今回と言い、どんだけ渋い日を引くのよMさん、とイジってただけに釣れてホッとしましたよ。

もう今日はこれだけでも良いや。
とトラフグを喜んでくれているMさん。
まだまだショウサイも釣っていただかないと。


(横浜沖。)

富津から横浜に移動して、潮が動くか群れに当たるかを期待したものの拾い釣りの状況は変わらず。

たまに船中ポツポツとショウサイが揚がるし、Mさんはエサを噛じられる。
フグはいるんだな。

舳1番の常連さんがショウサイを揚げ、続いて2番の方が揚げる。

「前から順番に来てるよ。」
と言うとその通りMさんがショウサイが掛ける。

喜ぶMさんに「次はこっちの番だ」と宣言すると、本当に来るのよ。
サクッと小型ショウサイを掛けて3匹目。

健船長が順番に釣らせようとの操船かもね。
だとしたらお見事だ。


(風景写真しか撮れないよ。)

しかし、その後は沈黙。

チラシ仕掛けからノーマルカットウに替え、誘いやゼロテンの秒数も変え、オモリも替えて試せることを試してみるけれど音沙汰なし。

どこかでひと山当たるかもと期待していたものの、午後を回ると13:30に再び潮止まりを迎えるから状況が変わりそうもない。

今日はツ抜けなど望めないから最終戦に持ち越しは確定だろう。
あとは1匹でも多く釣って少しでも最終戦を楽にしたい。

最後まで諦めないぞ。


(既に日が傾いてます。)

あがり時間が近づき、もう1匹と念じながら集中力を切らさずシャクリ続けていると、ガツンと来た。

デカアカメか!?

その場から動かせないくらい重く、下に引っ張られる。
こりゃエイだな。

踏ん張って竿を起こしたところでPEが弱ってた所から破断した。

これにて終了。


(沖あがり。)

結果はトホホな3匹。

大事な一戦で今年最低釣果を更新とは何てこった。

潮がなく低活性のフグに食わせる術がなかった。
状況を打破する腕がなかった。


(本日のフグ。)

140匹の目標まであと7匹。

今日の状況と野毛屋さん最終営業日で多くのお客が乗ることを考えると、厳しいところまで追い込まれた。
毎年ハラハラドキドキの釣り納めになるな。

泣いても笑っても次が最後。
12月30日(土)最終戦の予約を入れて帰りました。


・ショウサイフグ : 3
船中0〜14
若潮


🐡