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釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】親子DEエンジョイフィッシングスクール (2023/12/10 カワハギ 佐円丸)

2023-12-22 06:35:54 | JOFI神奈川
JOFI神奈川が主宰する「親子DEエンジョイフィシングスクール」。

釣りが始めてや初心者の親子向けに、JOFI神奈川のインストラクターが同行してサポートしつつ、釣りを楽しみましょう。というイベントです。

12月10日(日)に佐円丸さんでカワハギを開催しました。

今回が2023年最後の釣り教室です。
今年ラストを笑顔で締めくくりたいですね。



集合は三崎港のうらり前。

事情があって佐円丸さんではなく棒面丸さんのチャーター船でうらり前の船着き場からの出船になります。



朝は肌寒かったものの、日中は20℃を超える予報です。
風のない晴天で海は穏やか。
釣りにはグッドコンディションでしょう。


(集合写真。JOFI神奈川のホームページから。)

本日は10組22名を8名のインストラクターでサポートします。

私は左舷舳先でお父さん、お母さん、小4の娘さんの3名を担当します。

今年申し込んでいた釣り教室が過去2回中止になってしまい、今回が初参加とのことです。

海釣りデビュー戦がカワハギとはなかなかハードルが高いですがしっかりサポートしますよ。



ご家族は肝パンカワハギが食べたいとのことで、事前にYoutubeで動画を見まくり情報収集に抜かりなし、とお母さん。

この日に向けてご家族の防寒ウエアを買い揃え、エサにアサリとウニクラゲを購入、アミノ酸添加のための味の素、クーラーボックスには大量の氷を用意。
カワハギを味わうために並々ならぬ思いを持って教室に参加されているご様子で、担当する私の責任は重大です。
残念ながらアサリは忘れてきたそうで、気温上昇で防寒ウエアは脱ぐハメになりましたが。

私も気合を入れて出船前に竿の持ち方やリールの使い方などの基本的な所作を、出船後にカワハギの生態と釣り方、アサリの付け方をレクチャーします。

あとは実践しながらフォローしましょう。



出船して10分ほど、城ヶ島近辺で釣り開始です。

まずは根掛かりとゲストを回避してカワハギを狙う作戦。
着底したら底を50cm切ってユラユラ誘い、数秒止めるを繰り返す宙の釣りを試して貰います。

すぐさま反応があるかと思いきや何の音沙汰もありません。
船中を見渡しても活性がないようです。
カワハギだけでなくゲストも無反応とは本日は手強いのかもしれません。

まだ水温が下がっていないのでカワハギは群れておらず、潮止まりが近いので活性が低いのでしょう。



ゲストの反応もないので、底を切ったら誘い下げて底で数秒待って聞きアワセをする、底の釣りに切り替えて貰います。

右舷舳でようやく船中初のカワハギが釣れました。

間を置かずにお父さんに掛かります。
一定のペースで巻いて貰うとコンコンと叩くような引き。
これは本命かもしれません。

皆で船べりから覗き込んで見つめていると、茶色の魚影が見えて来ます。

「カワハギだ!」

揚げた途端に大盛り上がり。
お腹が張った20cmクラスの肝パンで肝醤油の刺身確定の1匹です。

血抜きを買って出ると探究心旺盛なお母さんは食い入るように見ています。

その数分後。
張り付いてサポートしていた娘さんが掛けます。
こちらも肝パンカワハギ。

カワハギを触れないものの娘さんは大喜びです。


(カワハギゲット!JOFI神奈川のホームページから。)

これでご家族で2匹目。
刺身で十分堪能いただける量でしょう。

残るはお母さんのみ。
隣に張り付いて釣り方のアドバイスをして改善点を補正します。

何とか釣っていただきたいです。



上げ潮が動き始めると、船中ポツポツとカワハギが釣れ、あちこちで歓声が揚がります。

相変わらずゲストは少なく、こちらではお父さんがエソを2匹釣ったのみ。

アタリは遠いですが、掛かればほぼ本命なのでじっくりと底を狙えます。

するとお母さんが掛けました。

来た!来た!

ゴリ巻きするお母さんを制して、落ち着いて一定のスピードで巻いて貰います。

気持ちは分かりますよ。
待ちに待った魚の引きですからね。

お父さん、娘さんが見つめる中、揚がって来たのは茶色の魚影。

「やったー!カワハギだー!」

魚影を見ただけでテンションアップ。
抜き揚げて手にしたところで大盛り上がりです。


(歓喜の笑顔です。JOFI神奈川のホームページから。)

お母さんにとても喜んでいただいて、ご家族全員が釣れて私も責任を果たせてホッとしました。

「3匹目だから煮付けも良いですよ。」

本日のメニューに追加の提案をします。

お母さん今度は自分で血抜きに挑戦します。
この探究心は釣りにハマる素質十分ですね。



この後、コツを掴んだお母さんが絶好調。
連チャンを含めて4匹を釣り揚げます。

お父さんも1匹を追釣。
なかなか掛からない娘さんは集中力が薄れて来た様子。
それでも、1人でエサ付けから投入・回収までできるようになりました。

船中では良型のウマヅラハギや驚きの35cmの大カワハギが揚がりました。


(驚愕の35cm。JOFI神奈川のホームページから。)

沖あがりの最後の最後まで頑張ってくれましたが、残念ながら追釣なく終了となりました。

あと1匹釣れれば。
と名残惜しいですが、それが次の釣行への原動力になるのですよ。

結果はご家族で7匹。
インストラクターが釣った1匹も提供したので計8匹のカワハギをお持ち帰りです。

肝醤油の刺身、煮付けに続き、お母さんにフライもお勧めしました。

ご家族で豪華なカワハギ尽くしを堪能いただければと思います。


(当日サポートしたインストラクターたち。JOFI神奈川のホームページから。)

これにて2023年のJOFI神奈川の釣り教室は全予定を終えました。

毎回多くの方々に申し込みいただき、キャンセル待ちが出るほど盛況なのは嬉しい限りです。

今年も釣りを通してたくさんの笑顔に元気をいただきました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

来年の釣り教室でお会いできることをスタッフ一同楽しみにしています。


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