釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】釣行前記 11/14(長崎屋)

2015-11-14 22:40:00 | 釣り
11月の釣行はマゴチに行こうとT1さんと決めていた。
(以前長崎屋さんで釣ったマゴチ。)

11月はそれぞれ予定があり、お互いの都合が合うのが14日(土)のみ。
しかも、長崎屋さんのマゴチは15日で終了になるから、ぎりぎりラス前に滑り込める。
今期は行けていなかったので、長崎屋さんで有終の美を遂げてマゴチのシーズンを締めようと思っていた。

T1さんの息子さんも行くそうなので、うちの次男に話すと、一緒に行きたいと言う。
二人は同じ中学で、偶然部活も同じ。
前々から父親同士が釣り仲間だということは、お互いに知っている。

しかし、週末が近づくにつれ雨の予報が濃くなってきて、とうとう前日には終日の雨予報になっていた。

木曜日の時点で次男に、14日は止めてまた今度にしょう。と言い含めて、納得してもらってた。
次男は船釣りは初めてになるし、雨でコンディションが悪い中でのマゴチは厳しいだろうから。

金曜日に会社でその旨をT1さんに伝え、またの機会に。となった。
T1さん側は息子さんが雨でも行くと、気合いが入っているそうで、行く予定だそうだ。

その後の夕方、かみさんからLINEが入った。

「雨が降っても絶対行こうと約束したから、明日行きたいと言ってるよ。」

子供同士で話をまとめたか。

慌てて取って返してT1さんと段取りを調整。

お互い今回は子供達の接待釣行ということで、何とか1匹でも子供らに釣らせないといけない。
最近のマゴチの釣果は良いけど、これはなかなか難しいミッションだ。

さて、どうなるか。



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【食】中国・大連記 2日目 四川料理で麻婆豆腐とカ○○を食す

2015-11-13 23:08:00 | 日記
朝食に豆腐脳をいただいて、お腹も気持ちも満足して、2日目の午前中もお仕事(視察)。

昼はHさんに連れられて視察先近くの料理店へ行く。

昨日Hさんから、辛いのは大丈夫ですか?と聞かれ、強くないけど好き。と答えていたので、四川料理だろうと当たりは付いていた。
山椒がピリッと効いた本番の麻婆豆腐、楽しみー。

朝はポツポツだった雨が、ザアザアの本降りになっていた。ビュービューと風も強いので寒さが一層身に染みる。

大連は雨がほとんど降らないからか、街の排水機能が不足してるようで、あちらこちらに大きな水溜まりができてる。

案内されたお店は、少し離れたビルの1階に数件並んだテナントの1つ。
外に面する側が全面ガラス張りなので採光が良くて明るく、雰囲気はまるでファミレス。バーカウンターもあったけど、さすがにテーブルは円卓だった。
(店の写真撮ってなかった。)

メニューを渡されて眺めるけど、写真がなく中国語だらけなんで、テンで判らん。かろうじて、麻婆豆腐と回鍋肉だけ読み取れた。

「では、その2品と、あとは見繕います。」

とHさん。
人数分の食器を抱えてきた店員さんに注文する。

(ラッピングされた食器のセット。これで衛生面は安心?)

中国では原則替えの食器はもらえないそうで、皿もグラスも、何品異なる味付けの料理や飲み物を注文しようが、最初から最後まで1人1セットで済まさないといけないらしいし、事実そうだった。
皿の上で味が混ざっちゃうから、折角の料理が勿体ないと思うけどな。

また、店では水ではなくお湯が出てくる。
水道水を沸かして冷ました白湯で、中国で生水はダメけど、これなら飲んで大丈夫とのこと。
席の横には2Lペットボトルの中国版コカ・コーラとスプライトが山積みされてたけど、四川料理にコーラの組み合わせはどうなんでしょ。

(本場物キター!撮る前に取っちゃったので手前側が減ってます。)

最初に出てきたのは麻婆豆腐。
しっかり花山椒が効いていて辛さも許容範囲。ちょっと塩がきつかったけど旨かった。御飯に良く合う。

(さあ、具は何でしょう?)

次はこれ。
唐辛子がこれでもか!と入っているのはさすが本場の四川料理。具には白い小さい肉が入っている。

「召し上がってみてください。これ、私のお勧めです。」

Hさんの勧めにしたがって、真っ先に取り分けて、一口サイズの白い肉片を摘まんでパクり。

調理に油を沢山使っているから身はしっとりしてる。
噛むと、それだけじゃない肉そのものが持つ脂が旨味と共に出てくる。身質自体が弾力があるのに柔らかく、しっとりジューシーなのが良く判った。

味も獣肉とは違う。
例えるなら、上質な地鶏の肉とフグの肉を合わせた感じ。しつこくないのに旨味がしっかりしている。
これに匹敵するものは、知っている限りでそうはないと思える。

「旨いですねー。何の肉です?」

尋ねる間も箸は止まらない。

「カエルです。フグに似ているでしょう。」

Hさん確信犯だな。
しかし、カエル程度じゃぁびくともしませんよ。
ヘビやカエルがくるかもとは多少予想にあったけど、この旨さは予想以上だった。

「昔、カエルの姿焼きを食べたことがあるけどパサついてました。これは全然違いますね。気に入りました。」

と、返してお代わりした。
フグと言われても納得できるし、何であろうと舌で感じた事実は変わらない。
食に関しては、嫌いなものはないし、偏見もない。見た目も気にしない。ゲテだろうがいけますよ。

(魚料理も唐辛子がいっぱい。)

昨日鍋を囲んだ時に、釣りをすることと最近フグに行った話もしたので、Hさんが魚好きを察してくれてか、魚料理もきた。

淡水魚だと聞いて、切り身の状況から察するに、白身で体高に比べて頭が小さいスズキ目の魚だとは目星はついたけど、名前までは判らなかった。
淡水魚の割りに脂がのってて旨かったな。

帰国してから調べたら、ケツギョだった。名前だけ知っていた魚を、目と舌で先に味わえたのは良かった。

汗をかきながら、四川料理堪能しました。



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【食】中国・大連記 2日目 豆腐脳を食す

2015-11-11 23:40:00 | 日記
大連2日目の朝。

大連は日本と時差があって1時間遅い時刻になる。
日航ホテルではBSかCSか判らないけどテレビのチャンネルが多く、NHKはもとより日本の民放も見れた。
(朝の景色。ちょっとモヤってた。)

6時に目覚めて、テレビを点けると「めざましテレビ」がやっていた。

日本時間では7時。
いつもの三宅アナや加藤アナの顔を見ていると、旅行先で迎えた日本の朝のようで、中国にいることを忘れてしまいそうだ。

朝、顔を洗った時に気付いたが、明らかに肌の感触が違っていた。
これは間違いなく昨晩のキノコ鍋の効果だ。
あれだけ満腹したのに、一晩寝たらもたれもせず、すっきり。さらにお肌もしっとり。実際に身体に良いのが体感できた。やはり中国は奥深い。
(昨晩のキノコ鍋。)

さて、2日目の朝食。
ホテルの宿泊に朝食は付いていたけど、昨晩の別れ際に現地アテンドのHさんが、大連の庶民的な朝食を案内してくれるとのことだったんで一も二もなくそのお誘いに乗った。

「あなたの顔を見て、現地のざっかけな場所でも大丈夫だと思っての提案ですが、どうですか?」

Hさん。見抜いてらっしゃる。
そんな場所、大好きです。現地の生活を肌で感じてみたいです。

(歩いて移動中。)

というわけで、約束の8:00にロビーに集合し、車で店の近くに移動。

(今朝の朝食はここ。まさに庶民のお店。)

目的の店に案内されると、中には現地の方々だけで、日本人や観光客は我々しかいない。こうでなくちゃ。

(ドキドキしながら中から撮影。)

注文は全てHさんにお任せ。

回りを見るとなかなかの混みようで、皆忙しくかっ込んで出て行く。
日本だと通勤途中の立ち食いソバ屋ってところかな。

この店は7:00頃から開いていて、地元の人達が出勤前に朝御飯を食べていく人気店とのこと。

「皆さん家で食べないんですか?」

「共働きが多いので、家で朝食は食べないですね。それぞれがこのような店に寄って済ませます。」

そこに、どんぶり鉢が運ばれてくる。

覗き込むと、何だか初めて目にする代物が。
(これが豆腐脳。)

スープは昨日のキノコ鍋のような色だけど、こっちの方が濃い。そこにワカメが入っていて、白いのは・・・

「豆腐です。豆腐脳という料理です。」

なるほど豆腐か。これも身体に良さそうだ。

スプーンで一口味見をすると、見た目よりあっさりしている。
何の出汁か判らないけど旨味があって、豆腐のほのかな甘味も加わり、全体としてとてもやさしい味。旨い。

店構えからして、もっとストレートな味を想像してたのに、遥か上を行かれたな。通勤前にかっ込んで行く朝飯がこのレベルとは、ここでも中国の奥深さ、食の底辺のレベルの高さを思い知った。

味見のあとは、薬味のネギと香菜、油条(揚げパン)をちぎって入れて、改めて口に運ぶと、さらに旨い!

特筆すべきは香菜。
クセがあって好みが別れる香菜が、自己主張を抑え、豆腐脳の一員として絶妙のバランスでアクセントになっている。
豆腐脳には香菜が不可欠と思えるほど、こんなに合う料理は初めてだ。
まさに目から鱗。

(奥にあるのが油条。旨いね。)

夢中でかっ込んで、キレイに平らげたら、お腹がいっぱい。

ざっかけ?

いやいや。ホテルの朝食より数段上の満足感を味わえました。



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【食】アカメフグの刺身・しゃぶしゃぶ

2015-11-10 21:43:00 | 釣魚料理
10月31日(土)の釣行で釣り上げたアカメフグを大事に大事に、出張中はキッチンペーパーの交換をかみさんに託し、寝かせ続けて熟成させていた。
(貴重な1匹。)

予定では日曜日に食すつもりだったのに帰国日がずれたため叶わず、本日いただくことにした。
(10日間じっくり熟成させたアカメ。)

1匹しかないので、テッサとしゃぶしゃぶの両方を味わうため、丸々刺身に卸した。
(ちょうど1食分ぐらいの量。)

しゃぶしゃぶのために、昆布とアカメの中骨で出汁を取って、具にはネギ、水菜と豆腐でシンプルに。

水菜はシャキッっとした歯触りがいいのでしゃぶしゃぶではお勧めの具材。

まずは刺身で一口。
お気に入りのゆずポン「かおりの蔵」でいただくと、うまーい‼
ヘ(≧▽≦ヘ)♪

10日寝かせてもまだ歯ごたえを残し、噛めば噛むほど旨味が湧いてくる。これこれ。これが食べたかったー。

次は刺身を出汁でしゃぶしゃぶして、
ほんのり身が白くなる程度でいただくと・・・さらにうまーい‼
(σ≧▽≦)σ
(しゃぶしゃぶで旨味が引き立ちます。)

「このフグがいい!」

かみさんもお気に入りの様子で、サバフグの時には見せなかった食い付きぶり。
子どもたちも、旨っ!を連発。

「アカメフグを食べてる中高生はそうはいないぞ。」

と念を押しておいた。
釣りをしてる父に感謝してくれ。

締めは勿論、雑炊。フグではこれが楽しみ。
(塩・胡椒で。)

しみじみと旨い。
フグの旨味を余さずいただける締めに相応しい満足の一品。

アカメフグ堪能しました。
また釣りに行きたいな。

・アカメフグの刺身
・アカメフグのしゃぶしゃぶ
・アカメフグの雑炊



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【食】中国・大連記 1日目 キノコ鍋を食す

2015-11-10 17:24:00 | 日記
大連初日の日が暮れると雨が降り始めて益々冷え込んできた。

1日目の視察を終えて、現地アテンドのHさんが夕食に案内してくれたのはキノコ鍋のお店「何鮮菇(カセンジョウ)」。

この寒さに鍋料理はそれだけでありがたい。
(帰国後にネットで調べたら評判のお店だった。確かに。)

2階の個室に通されると、既にセッティングが済んでいて1人に鍋が1つずつ。
(スマフォのカメラの性能がイマイチなんで、ちょっと暗いな。)

蓋を開けると、いかにも身体に良さそうな濃い琥珀色のスープが張られていた。
中には数種類のキノコが入っていて、パッと見で判るのは椎茸とマッシュルーム、フクロダケと思われるもののみ。あとは知らないキノコばかりだ。
(いい出汁が出てます。)

「まずタレを取りにいきましょう。」

と、Hさんに促されて部屋を出る。

店に入って階段を昇ってきた時に、フロアの中央にボールが沢山置かれていて緑の葉物とかがあった。
てっきりサラダバーかと思っていたそれらが、タレの材料だった。

タレのベースが数種類あり、そこに胡麻や唐辛子、ニンニク、砕いた落花生等の薬味、豆板醤や甜麺醤のような醤が数種、香菜や葱、水菜のような葉物を各自が好きにチョイス、ブレンドしてオリジナルのタレを仕立てる。
この時点で愉しいんですけど。
(旨くても2度と再現できないだろうタレが出来上がり。)

コースなのかアラカルトなのか、Hさんが注文してくれた食材が次から次へと運ばれてくる。
(キノコを中心に色んな食材が凄いぞ。)

Hさんから、何かリクエストはありますか。とメニューを渡され、つらつら見つつ自分が唯一選んだのはアミカサダケ。
本当はキヌカサダケにしたかったけど流石に高いので遠慮して、弟分のアミカサにしておいた。
(写真がなかったので何方かのブログから拝借したアミカサダケ。旨かったー。)

まずは皆で青島ビールで乾杯。

円卓に座ると皆とグラスが届かないから、乾杯に合わせて、グラス同士の代わりに、各自が卓上のターンテーブルにグラスの底をカチンと合わせるのが中国流だと教わった。乾杯。✨🍻🎶

「キノコを入れる前にスープだけを味わってみてください。」

言われた通りに琥珀色のスープを一口啜ると、あっさりしているのに滋味に溢れて、とても上品な複数の生薬がそれぞれ主張し過ぎず渾然一体となって奥深い出汁を醸し出しているよう。
驚いた。
(このスープが絶品。)

味は異なるけど、上質な鰹節で丁寧に取った出汁を思い出させる。
聞けばこのスープはキノコだけで取ったそうだ。
鰹節は仕立てるのに年単位の時間と手間がかかるけど、キノコは自生して育つうちに、こんなに上品で複雑な旨味を蓄えるのか。感動だ。

「このスープをお土産に持って帰りたい!」

日本からアテンドしてくれたSさんからも歓喜の声。
確かに、このスープだけでも満足しちゃう。さすが中国。奥深い。
(キノコを入れていただきます。鍋の下の方で横たわる白いのがアミカサダケ。)

具として入れるキノコは何種類もあって色んな個性が楽しめた。
自分で仕立てたタレでいただくけど、良い感じのブレンドだった。

一番気に入ったキノコは、リクエストしたアミカサダケ。

煮るとカサの部分がトロっとするけど、空洞な軸の部分は外側だけが柔らかく、内側はシャキッとした歯触りを残している。スープを吸ったその味わいは、初めて食べたけど虜になったね。1人で何本もいただきました。
しあわせだったー。
( ´∀`)

いつかは兄貴のキヌカサダケを食べてみたいな。


大連では一般の人に日本語は勿論、英語も通じない。自分も中国語が判らないからコミュニケーション手段として唯一可能性があるのは筆談のみか。

Hさんは大連駐在が4年で、その前は上海にいたそうなので中国語はペラ。
店員のお姉さんとの会話の内容は一切判らないけど、日本で見る中国人の会話よりきつくない感じだ。

「大連は中国の中でも一番と言っていいほど住みやすいですよ。」

大連は中国での東北地方にあたり、人当たりも良いそうだ。確かに街で見る人たちは、うるさい、自己主張が激しい、と言う中国人の印象とは異なる。

共に食卓を囲んでいる、視察先で働いている中国人の方々は物腰が柔らかで、片言の日本語を介しても和やかに会話ができる。

中国には40もの民族がいて、それぞれの言葉、宗教、習慣があり、中国人同士でもお互いに通じないことがあるそうだ。
日本でも地方の方言で喋られたら通じないものな。何十倍も広い中国なら当たり前か。

日本では良くテレビで、爆買いや大声で言い合うような中国人の激しい姿が取り沙汰されるけど、ほんの一握りだったり、一面だったりなのだろう。

実際に来て、見て、接してみないと判らないこと、見落しちゃうことが沢山あるな。

とても楽しく、美味しい大満足の食事でした。



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