釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】釣行前記 12/23(野毛屋)

2017-12-26 07:15:00 | 釣り
2017年のラスト釣行は大晦日に熟成アカメフグで年越しの食卓を彩るため、野毛屋さんと決めている。


(今年もお世話になりました。)

この一年通して釣果が振るわず、年間目標のショウサイフグ束釣りと竿頭シール3枚はどちらも未達が決定してるから、せめて最後こそ、と念を込めて挑みますよ。

今年の〆に良い釣りが出来るといいな。


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【食】カワハギの刺身・肝鍋・フライ

2017-12-24 07:23:00 | 釣魚料理
3年振りの一俊丸さんでのカワハギ釣行は数・型ともに記録ずくめの満足な釣果。

貸切り状態の大名釣りだったからでしょうから、腕が上がったなどと勘違いしちゃいかんぞ、と自分を律しておく。


(代表のみ撮影。)

フグの身欠きに馴れた身にはこたえる量を2時間以上掛けて下処理し、釣行当日は定番の刺身と肝醤油でいただく。


(さすがだね。)

かみさんも長男も肝醤油に味をしめたようで、刺身を絡めて、旨~っ。と唸りながらつつく。

長男の学校の先生が、今年食べた一番美味いものがカワハギの肝和え、だと言っていたそうで、しかも、君たちは食べたことがないだろうけど、と枕詞を置いてたそうだ。

「それを聞いて、大量に食べてる。と思ったよ。」

と長男。
先生にそれを言ったか?と聞くと、やはり嫌味になるから言わなかったそうだ。

カワハギは市場じゃなかなかお目にかからないし、新鮮な肝パンなんて尚更だ。この贅沢は釣り人の特権だね。


(鍋は初だな。)

翌日は、大量消費が出来て季節柄も嬉しい鍋にする。
昆布とカワハギのアラで出汁取りした水炊きにするけど、カワハギならではの具材がこれ、


(肝味噌。)

裏漉しした肝に味噌を和えて仕立てた肝味噌。
ポン酢でさっぱりいただくも良し。取り分けた所に肝味噌を溶き入れて、コクをマシマシで堪能するも良し。
なんとも贅沢な、一回で二度美味しい鍋になったよ。


(肝味噌投入。)

〆はラーメンにして、こちらもさっぱりとコクの2種類、塩ラーメンと味噌ラーメンでいただく。
別茹でした中華麺はアッと言う間に売り切れた。


(塩と、)

(肝味噌で。)

更に翌日、かみさんの実家にお裾分けしてもまだ残るのを一気に片付けるため、ガッツリとフライにした。


(タルタルも自家製。)

クセのないホクホクの白身のフライに、またタルタルが良く合うこと。
幾らでもイケちゃいそうで、子供たちの勢いも凄かった。

これは、ご飯だけじゃなくてパンにも合うと見込んで数切れキープして、翌朝にフィッシュサンドでいただいた。
リッチな朝食で贅沢だったね。

久しぶりにカワハギをガッツリいただいて満足、満足。

・カワハギの刺身
・カワハギの肝醤油
・カワハギの鍋
・カワハギの肝味噌
・カワハギのフライ


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【釣】市場独占でリベンジなり記録も更新する (12/15 カワハギ 一俊丸 )

2017-12-22 06:03:00 | 釣り
2017年のラス前は、前回釣り方すら見失ってスソの釣果を喰らい、リベンジを誓ったカワハギ。
船宿は前週のアマダイに続き、2週連続で一俊丸さんですよ。


(再見。)

一俊丸さんでのカワハギ釣りは3年振り。
これまでカワハギは回数が少いものの多希志丸さんが常だったけど、釣果は今ひとつでツ抜けすらならなかった。
釣り場の腰越沖は砂地、根周り、カジメの林と変化に富んでいて面白いけど、その分難易度が高いのだろう。

過去の感触から茅ヶ崎沖の方が釣りやすいと踏んだのですよ。
ある意味、日和ったと言えますが構っていられますかい。


(朝の茅ヶ崎港。綺麗だね。)

カワハギの1号船は、前日確認した予約状況のままで2名のみ。
思惑通り貸切り状態ですよ。ラッキー。

船で準備してると船長から、2人とも右舷の方が良いから移ってほしいと言われ、移動する。
その際、年1くらいしかカワハギをやらないから色々教えてよ。とお願いしておく。

早速、昨日の状況からハゲ針の方が良いよ。とアドバイスを貰った。
久しぶりだけど、堂満船長は相変わらず人当たりが良いね。


(潮はこんな感じ。)

お客が2人なら釣り座なんて関係ないし、仕掛けが届く範囲のカワハギを独占だ。

もう一人の方は常連さんだけど、いつもは大物専門で今年は22kgのマグロを揚げたそうだ。
煮付け食べたさに乗ったそうだけど、カワハギは今回で2回目とのこと。


(いざ出船。)

仕掛けにはワンタッチタイプの中オモリと集魚テープ、ラバースカートと、極力感度を殺さない装備を着け、1投目。

底を取ったら1m切って宙でタタキを入れてエサを見せ、誘い下げながら様子を見る。
何度か上げ下げを繰り返しても反応なし。

「二人ともエサないよ。」

船長に指摘されて揚げてみると、見事にツルテンだ。
手感度でアタリを取れなかったー。こりゃ手強い。でも、活性は高そうだ。

2投目は誘いのスピードを上げて途中で喰わせないようにし、底付近で一瞬緩めると、カリッとアタリが来た。


(1匹目。)

アワセをくれるとグググンと小気味良い感触。ブルブル来て突っ込みも見せる引きはカワハギだ。

「巻くスピードをもう少しゆっくりしないと大型だとバレるよ。」

獲り込み後に船長からアドバイスをいただく。
カワハギでは湾フグのゴリ巻きクセを改めないとダメなのね。


(烏帽子岩が遠くに見える~。とつい口づさんじゃう。)

上下の誘いで寄せてタタキからの止めで数匹獲ったものの、ハマったのは上下の誘いからオモリを底に着けたままの平打ち。
タタキの代わりに平打ちを繰り返し、止めた瞬間に中オモリを使って仕掛けを斜めにしてから聞きアワセると、ガガガッと面白いように掛かる。


(ツ抜け達成。)

このパターンで数を稼ぎ、9時過ぎにはツ抜け達成。独占市場だからだろうけど、思いのままに掛けられて愉しいー。

朝のサービスタイムが終わりを迎えると、徐々に喰いが落ちてアタリが遠退いてきた。


(江の島が見えてきた~。とやはり口づさむ。)

ここで迷い道に入る前に船長にお伺いをたてる。

勢い良くエサを喰い続けて腹も膨れたカワハギたちはヤル気が落ちてきたところだから、これまでのような早い誘いには喰ってこない。
なので、底を中心にゆっくりした誘いやステイでしっかり喰わせてアタリ取って掛けると良い。と教わった。
なるほどね。勉強になりますな。

ここから、ゆっくり誘って、気配を感じたらゼロテンで待つ釣り方に変えると、これがハマった。


(ダブルツ抜け達成。)

ゼロテンでアタリを待つのは湾フグ釣りでお手の物。やっぱりアタリを取って掛ける釣りが好きだな。

度々バラシもあるけど、巻き上げ時の竿の角度とこまめに針を変えることで防げるとのこと。

針は掛けた都度針先をチェックしてるけど、船長曰く、1匹揚げたら変えた方が良いと言う。従うと確かにバラシは減った。貧乏性はイケませんな。


(今日イチが来ましたよ。)

順調に釣果を重ねたところで掛けたのは今日イチの引き。
グングン引く感触を楽しみつつ、竿は45度をキープしてゆっくりと巻き上げ、慎重に獲ったのは自己新記録の28cm!

その後、トリプルツ抜けが見えてきたところで更にパターンが変わったのか、ピタッとアタリが止まり最後の数十分は全く掛からなかった。

結果は27匹。
当然、自己新記録。型、数共に記録を更新できて言うことなし。
船長から色々教われたし、大満足の釣行だった。


(溢れそうなクーラーですよ。)

カワハギ釣りでこんなに思い通りにパターンがハマったのは初めてで、ワンランクレベルが上がった気がする。

でも、その日のホームページには、

「手慣れた人なら70~80匹は釣れるかな。」

との船長コメントが。
人当たりは良いけど堂満船長、なかなか手厳しいですな。
また修行に行きますよ。

・カワハギ : 27
・トラギス : 4 (リリース)
・キタマクラ : 5 (リリース)
船中10~27
中潮


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【釣】釣行前記 12/15(一俊丸)

2017-12-20 06:03:00 | 釣り
12月9日(土)にアマダイ船に乗り、大晦日の熟成明けを狙って23日(土)に野毛屋さんのアカメフグで竿納め。と予定していたところ、ふと忘れものを思い出した。

そう、今季リベンジを誓ったカワハギに行けてないことを思い出したのですよ。


(復讐の執念に着火したぞ。)

すると、メラメラと燃え上がったリベンジの炎は激しさを増し、3週連続になろうが行ってしまえー。という結論に至った。
恐る恐る、かみさんに相談を持ち掛けると、

「お小遣いがあれば行けばー。」

と、素っ気ないものの了承を得た。

良しっ。ならば2週連続で一俊丸さんに行っちゃおうと、オンライン予約状況を見ると、残念ながら16日(土)は「満員御礼」とある。


(再び見参。)

その前日の15日(金)は予約0。
ならば、業務の都合が着くから休暇を取って、平日の大名釣りといこう。

条件は揃った。
はたして、リベンジなって探し物は見つかるのか?


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【食】アマダイの酒蒸し・松笠揚げ・干物

2017-12-18 06:14:00 | 釣魚料理
12月9日のアマダイ釣行は、本命4匹に多彩なゲストで及第点の釣果。

久しぶりのアマダイだし、複数匹獲れたのも初だし、色々と仕立ててみましょうか。


(まな板に整列。)

釣行当日はフライパンに丁度のサイズの1匹で、お手軽酒蒸しにしてみる。
準備不足で付け合わせは有り合わせの野菜などで。


(丸ごと酒蒸し。)

身はホロッと崩れるほどに柔らかい。ちょっと蒸しすぎたのかな。
でも、このはんなり、ほんわりしたお上品な旨味はさすがの高級魚。


(ほんのチョットですが。)

翌日は良型の半身を刺身にしてみた。
1日寝かせて旨味が増してると思うけど、身は変わらず柔らかいし、やっぱりお上品だ。


(ウロコの開きがイマイチ。)

良型のもう半身は松笠揚げに。
ウロコが柔らかいアマダイならではの一品で、サクサクのウロコの歯触りとほんわかの身のコントラストが良い。
身側だけでなくウロコ側にも片栗粉を着けちゃって、ウロコが綺麗に開かなかったのが残念。また次回に挑戦しょう。


(堪りませんな。)

そして、アマダイのアラで仕立てた潮汁。
一口啜ったら驚きの旨さ、こりゃ料亭の味だよ。参った。
これまで仕立てた潮汁の中でもベスト・オブ・潮汁だ。

「美味しいー。本当に料亭の味だねー。」

かみさんも感動だ。
上品な脂と旨味が、全く魚臭さを感じさせずに一体となった一椀。アマダイの凄さを一番感じた品かも。


(ガンゾー揚げ。)

ゲストのガンゾウビラメは定番の唐揚げに、1人1匹分あるよ。

「これ好きだな。また釣って来てよ。」

かみさんはガンゾーがお気に入りのようだ。
確かにクセのないふわっとした白身と、ヒレやエンガワのパリパリ感がビールにも良く合う。


(集合写真。)

写真はないけど、糸造りでいただいたアカボラも絶品だ。独特の風味があって旨味が強い。
狙って釣れたら、乗り合い船として成立するんじゃなかろうか。もしあったら絶対乗るよ。


(小物の干物。)

更に翌日にはおチビのアマダイとキダイを干物にしていただいた。
直接塩を当てたらちょっとしょっぱくなっちゃったけど、なかなかイケますな。
アマもキも柔らかい身が締まって、芳ばしくて良かった。

3日を掛けて味わい尽くしたアマダイとゲストたち、どれも味わい深かった。
また来年、近いうちにリトライしょう。

・アマダイの酒蒸し
・アマダイの松笠揚げ
・アマダイの刺身
・アマダイの潮汁
・アマダイの干物
・ガンゾウビラメの唐揚げ
・アカボラの糸造り
・シロギスの糸造り
・キダイの干物


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