釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【感】雪原でフォトジェニックな雷鳥に出会う (夫婦旅行・黒部・立山 1日目)

2018-06-14 06:11:00 | 日記
雪の壁を見て、立山そばで腹を満たしたら、続いて雪原を散策。

その前に休みたい。と、かみさんが訴えるから、ターミナル屋上の丸太イスに腰掛けて休憩する。
標高が高く、酸素濃度が薄いから疲れやすくなるのかな。


(ターミナル屋上から。)

休憩していると雪原側に人が集って撮影してるから覗いてみると、20mほど先に雷鳥がいるではないか。

ヨチヨチと雪の上を歩く姿が可愛らしい。
いきなり特別天然記念物を見れてラッキー。と思ったら、それどころじゃなかったよ。


(岩の上の雷鳥。)

いざ、室堂の雪原に降り立つ。
雪原をぐるっと1周回るコースだと2時間掛かるそうなので、時間的にも体力的にも無理。
とりあえずは、みくりが池まで行ってみようと歩き出す。




(一面の銀世界。)

ザクザクとトレッキングシューズで雪を踏みしめて歩くのは以外と疲れるけど、都内近郊に住んでると滅多に経験できない機会だ。


(雪中行軍だね。)

かみさんの体力を気にしつつ歩き、10分ほどでみくりが池に到着。
すっかり凍り付いていて、最初は気付かなかったよ。


(みくりが池。)




(紺碧が美しい。)

みくりが池を望むビュースポットのベンチから写真を撮っていると、何とすぐ近くに雄の雷鳥がいるではないか。


(いたぞ。)

人がいても気にする素振りもなく悠々としてる。


(近付いて来たぞ。)


(更に来るの?)


(おやおや?)


(遂にはこの距離だ。)

見られるのに馴れていてサービス精神が旺盛なのか、近付いて来て足下20cm先を歩いて行った。

特別天然記念物であることを自覚してるのか?
まるでモデルのウォーキングを見せられた感じだ。


(しかもこの表情。)


(完璧なモデル振りですよ。)

立ち止まっては見せるポージングも只者ではない。
凄いぞ、雷鳥。

先に、見れてラッキー。と思ったどころじゃない、さすがは特別天然記念物、その実力お見逸れしました。


(地獄谷。)

更に歩を進め、地獄谷を掠めてみくりが池温泉の展望台まで行く。


(ここにもいますよ。)

すると、ここにもカメラに囲まれてポージングしている雷鳥がいる。
ここまで来ると、ひょっとしてラジコンの作り物じゃないのか?と疑いたくなるほど撮られ馴れてるよ。


(みくりが池温泉からの景色。)

気温は1桁なものの空はすっかり晴れ渡り清々しい。
動くと暑いくらいだから下に着こんだダウンを脱いで展望台で暫し休憩。

ここから見える雪景色も良いが、緑に囲まれた時期もきっと素晴らしいだろうな。
今度は夏に来ようか。

ターミナルに戻ったら13:00、扇沢に向けて下山する。
行きに飛ばした観光をしつつ戻りましょう。




(大観峰展望台からの景色。)

大観峰からは翠色の黒部湖が望める。




(黒部平展望台からの景色。)

黒部平ではお土産屋も散策。
中国からの団体客が詰めかけ、10箱や20箱をレジに積み上げてお土産を爆買いするのを見かけたよ。
嵐のように買い、嵐のように去って行った。

ここで気になってた立山ブラックと言われるソフトクリームをいただく。


(立山ブラック。ミックスしかなかったけど。)

ブラックなのはビターチョコレートで、甘過ぎず大人でもペロッとイケちゃう。
こりゃ旨い。お薦めです。




(再びの黒部ダム。山肌に見えるのが展望台。)

黒部ダムに戻ったら黒部ダムカレーを食べる予定だったのが、既に15:00だから見送る。
展望台も、外階段が高所恐怖症で無理、というかみさんに従って見送る。


(戻ってきたぞ扇沢。)

トロリーバスで出発点の扇沢に戻ったのが15:50。
9:30の出発から約6時間半、1日掛かりだ。
室堂の散策時間をもっと取るなら始発便で出るくらいが良いだろうね。

立山は初だったけど、絶景の数々は素晴らしかった。

ぜひまた来たいね。


🐡

【食】ショウサイフグの刺身・ムニエル・白子ポン酢

2018-06-12 06:00:00 | 釣魚料理
6月2日(土)の野毛屋さんでのショウサイフグ釣行は8匹。

それなりの釣果なんだけど、トップとダブルスコア以上離されては、期するところがありますよ。

記録を手繰ると、なんとショウサイは2016年10月以降ツ抜けがないではないか。
う~ん。
アカメなら今年2回乗って2回ともツ抜けてるのにな。


(プリップリッの白子。)

とは言え、8匹のショウサイフグはどれも型が良いから食べるには充分。
5腹分の白子も大振りでトロトロでしょう。
食の期待値は高いよ。


(お決まり。)

釣行後のルーティンとして刺身は外さない。
小ネギを切らしてたから、野毛屋さんの帰りにスーパーに寄って、それだけを買って来たよ。

アウトドア装備のオヤジが、小ネギだけを手にしてレジに並ぶ姿は端からどう見られただろうか?


(初かも。)

メインは、ショウサイでは初かもしれないムニエル。
量をこなすには火を使うが良いが、フライは面倒なんでお手軽なムニエルにした。

プリッとしたホクホクの身が旨いけど、ちょっとブ厚かったから半身を更に開いた方が良かったな。
次回は気をつけます。


(小手調べの1腹分。)

下処理後の白子は小振りな一腹分をポン酢でいただく。
最盛期だけあって、トロ~リとコク増し増しで堪りませんな。


(これはアジ。)

そして冷凍保存しておいたこの時の釣果のアジをカレー味のムニエルに。
カレー味のアジ、スパイシーさが良く合うよ。


(集合写真。)

初日に釣果オンリーの食卓で半数をこなしたけど、翌日の日曜日はJOFI神奈川の総会があって、その後は飲みの予定。
このままだと食べきれなくなりそうだから、丁度日曜日の午前に予約していた20年来通う床屋のマスターにお裾分け。
ご夫婦で白子好きだそうだから喜んでいただけたかな。


(トロットロッっす。)

翌月曜日に早帰りしてラストの白子ポン酢を堪能。
シンプル故に素材の良さが判る。
これを家で味わえちゃうのはしあわせだー。


(定番だね。)

ショウサイもラストは骨付きの唐揚げで完食。
やっぱり唐揚げはフグに限るなー、と改めて感心する旨さだ。

白子シーズンはもう暫く続く。
今回はオーソドックスにいただいたから、次回は変化球でいこうかな。

・ショウサイフグの刺身
・ショウサイフグのムニエル
・ショウサイフグの唐揚げ
・ショウサイフグの白子ポン酢
・アジのムニエル


🐡

【釣】勘違いのすえ更なる精進を誓う (2018/06/02 ショウサイフグ 野毛屋)

2018-06-08 06:04:00 | 釣り
白子シーズン真っ盛りのショウサイフグ釣行。
ヒラメを挟んで釣り教室もあったから、野毛屋さんは1ヶ月振りでも久しぶりという感じがする。

5:10着で18番目と混んでいるものの、今日は2艘出しだから席に余裕はあるでしょう。


(お久しです。)

健船、勇治船ともに両艫5名分ほどがすでに取られてる。
舳も1、2名分が埋まっているから、健船の右舷舳を選ぼうと思ったけど、何度かお見掛けしている常連さんが収まっているので、競合を避けて左舷舳2番目をチョイス。

潮ケツの釣り座と常連さんを天秤に掛けて、競合を嫌ったのですよ。
この時は潮ケツでもどうにか出来ると思ったのですがね。


(潮はこんな感じ。)

釣り座で準備をしつつ左右の方々の道具建てを見ると、お二人とも湾フグをやり馴れている模様。
どっちみち競合になっちゃいますか。
左舷は8名で出船。


(良い天気だ。)

釣り座に余裕があるから移動中は寝そべって青空を眺めてうとうとする。
お日様が暖かくて海風が気持ち良いし、揺れも心地好い。
良い季節だねー。



(見慣れない景色だぞ。)

速度を落とすエンジン音の変化を聞いて起き出し周りを眺めると、見慣れた大貫沖の景色じゃない。
大貫から更に湾奥の木更津沖だよ。
野毛屋さんでこのエリアは始めてだ。

後で船長に聞いたら、大貫沖は朝のうちが釣れないから最近はこのエリアでやってるそうだ。


(木更津だよね。)

アンカーを打って、釣り開始。
持ち込んだ前回の余りエサを有効活用するため、スタートは自作のチラシ仕掛けを使用。
潮がそれなりに早くて10号でも艫側に流れていく。

早潮では、斜めに出るラインに対して竿先を90度に保ち、ラインの角度の延長線で誘い上げるようにする。


(彼方にはアクアラインが見える。)

両隣の人達は潮先にキャストして打ち返しのペースも早いから、お祭りを避けようとすると投入スペースが限られる。
仕方ないので船下を基本に釣ることにしましたよ。
お祭りにならない程度にピッチは早く、でも、じっくりと誘う。


(岸に見えるのはコンビナートかな。)

艫側でポツと型を見るけど音沙汰なし。
暫くして徐々に胴の間でアタリ、気配が近付いてくると、左隣の方、自分を飛ばして舳の方が型を見る。

キャストしたくなるのを堪えて誘い続けると、微妙なアタリが出てアワセをくれるも掛からない。
いるぞ、いるぞ、と集中して続くアタリにアワセると、ガッ!と手応えあり。

隣の方の写真を撮ってた健船長が気付き、覗き込んでる視線を感じつつ抜き揚げると、


(おまえか。)

ギマ。
引きは楽しめたけど、お呼びでないっすよ。
船長と、ギマかー、とハモっても平然を装って打ち返す。

鋭利な小さくて短いアタリは大抵ギマなんだよね。


(9:00までかかりましたよ。)

その10分後、待ちに待ったそれらしいアタリでアワセ一発!やっと型を見た。
プリッとしててサイズ的にも丁度良いショウサイだ。

オデコが消えると力が抜けるのか、その後は30分に1匹のペースで獲れる。
どれも船下で。
左舷側を見渡しても、頻繁に揚がってないようだから、頭2つ、3つは抜けてると思う。

でも、群れが小さいのか、左舷側で連続で揚がるのは希だし、潮ケツのこちらまでなかなか回ってこない印象で、我慢の釣りだ。


(5匹目。)

ツ抜け折り返しの5匹目が10:40分。
このあとは底りから上げ潮に変わるものの、風向きも変わるので潮ケツのままだ。
条件は厳しいから丁寧な誘いを心がける。

ポツポツと追釣するものの上げ潮ではペースダウン、更に厳しい展開になる。
それでも、左舷ではトップじゃなかろうか。
周りとはトリプルスコアくらいの差になってるはずだ。


(こいつがラスト。)

捌きタイムになって、あと2匹~と念じて誘い続けたものの音沙汰なし。

結果は8匹。白子は5腹分。
型が良いから白子もデカイよ。


(沖あがり。)

陸にあがって旦那さんと話して始めて、トップは右舷舳の方で20匹だと知った。
良い勝負が出来てると思ってたところが、よもやダブルスコア以上離されていたとは・・・背中が煤けちまってるぜ。。。

まだまだ修行が足らないということですね。
早潮でも潮ケツでも、どこの釣り座でも勝負できる腕になりたいもんだ。

精進しますよ。


・ショウサイフグ : 8
・サバフグ : 1 (リリース)
・ギマ : 1 (リリース)
船中0~20
中潮


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【釣】釣行前記 (2018/06/02 野毛屋)

2018-06-05 06:02:00 | 釣り
只今、ショウサイフグは白子シーズン真っ盛り。
前回釣行の走りの時期から1ヶ月振りに野毛屋さんで白子持ちのショウサイフグを狙いますよ。


(朝の風景。)

最近の釣果は型が良い上に、白子保有率も高いという。
当然そのコクも増し増し、トロトロでしょうて。

期間限定のお楽しみ、堪りませんな。


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【感】アルペンルートで先人の苦労を思い絶景に感動する (夫婦旅行・黒部・立山 1日目)

2018-06-02 06:37:00 | 日記
5月26日(土)は家を5:00に出て、渋滞があってもトロリーバスのチケットをネット予約した10:00までに扇沢に着けるよう中央高速を西進。


(これは八ヶ岳。)

途中渋滞もなく、愛車レヴォーグは順調に快走して、八ヶ岳サービスエリアで休憩を挟んでも、8:30には扇沢駅の駐車場に到着した。
アイサイトで楽チンでしたよ。


(扇沢駅。)


(山の空気は良いね。)

緑が目に鮮やかで空気も清々しい。
立山の雪の壁がある室堂は、5月のこの時期でも気温が1桁らしいので、装備を整え、いざアルペンルートへ。

予約チケットは前倒して変更できたから、9:30発のトロリーバスに乗り込む。
周りは中国を中心にアジア系の観光客が多いよ。


(これがトロリーバス。)

トロリーバスは昔は街中でも見かけたけど、今では日本中で運行してるのはここだけだそうだ。


(マスコットは「くろにょん」と言うらしい。)

扇沢からトロリーバスで黒部ダムへ。
トンネルの途中には、破砕帯と呼ばれる地下水を溜め込んだ地層の跡地が青くライトアップされてる。
大量の地下水が流出した黒部ダム建設のトンネル工事最大の難所で、80m掘り進むのに7ヶ月を要したそうだ。


(黒部ダム到着。)

トロリーバスを降りて、ひんやりするトンネルを抜けて外に出ると、そこが黒部ダム。

切り立った渓谷にそびえ立つ迫力は、かつて見たダムの比じゃないね。
昭和30年代によくこれを造ったなー、と感動する。


(デカッ。)


(高っ。)


(綺麗。)

階段を200数十段上がった所に展望台あるけど、まずは目的地の室堂まで行こうと、スルーして先を急ぐ。


(いましたよ、「くろにょん」。)

400m近いダムの堰堤を歩いて反対側の黒部湖駅へ。


(かなり傾いたケーブルカーだ。)

次は黒部平までケーブルカーで移動する。
駅の改札は団体客で溢れていて行列は必至。


(斜度30度だそうだ。)

黒部平から次の大観峰まではロープウェイで空中を行く。
定員80人の大型だけど、途中に支柱が1本もない造りだ。
これにも感心するよ。


(ロープウェイ乗り場の景色。)

各行程で標高にして400~500mを登って来て、最後にもう一度トロリーバスに乗ってようやく室堂に到着。

扇沢を9:30に出て、脇目も振らずに途中の展望もスルーして、室堂着が11:00だ。
ほぼ最速のペースでも1時間半掛かった。


(着いたー。)

立山黒部アルペンルートの往復チケット代は1人1万円近くて、高っ!と思ってたけど、ここまでの道のりを振り返ると妥当だと思えるし、よくぞ通したもんだ。と先人の皆さんに敬意を覚えますよ。


(立山駅からのバスがひっきりなしに到着。)

人でごった返すターミナルの休憩所で下にダウンを着込み、いざ雪の壁へ。


(周りは雪景色。)

除雪された路面以外は一面の雪景色。
気温は低く空気が冷たいものの、風がなく、朝の曇り空が晴れて陽が射してきてるから寒くはない。
ここぞ、で陽射しを呼ぶ、さすがの晴れ男、と自分に感心しちゃうよ。


(室堂ターミナル併設のホテル立山。写真中央はUFOじゃなくてツバメだよ。)

ぞろぞろと壁を目指して歩いていくと、周りは7割近くが外国人観光客だ。
国内なのに、こっちが外国を観光しているような錯覚を覚えるよ。


(気温は7度。)


(ぞろぞろと。)

雪の壁面が少々茶色く薄汚れてたり、落書きがされてるのはシーズン折り返しを過ぎたから仕方ないか。
それでも、そそり立つ雪に囲まれた経験なんてないから、おおっ、とテンションが揚がりますよ。
開通直後だと、それはそれは綺麗なんだろうな。


(バスともすれ違う。)

壁の最高地点は13mあり、記念撮影の行列が出来てる。
最盛期は24mもあったそうだ。
圧巻だろうな。


(ここが最高地点。)

24mも積もった雪の除雪はそれは大変だろう。
正確に道路をトレースするために今ではGPSを使用してるらしいが、昔は目印に竿でも立ててたのかな。


(壁はここまで。)

除雪費用は毎年1億円以上掛かってると聞いたような。
でも、こんなに海外からも観光客が来れば余裕で回収だろうね。
遭難の危険もなく、安全にこれだけの雪に囲まれる観光地は世界を見渡してもそうはないのではなかろうか。


(除雪の立役者。)


(立山熊太郎というそうだ。)


(代々襲名なんだね。)

ターミナルに戻ったらお昼過ぎ。
立ち食い蕎麦で小腹を充たしておこう、と立山そばさんへ。


(盛況でした。)

立山は富山県。
富山と言えば白エビ。
と、白エビのかき揚げそばですよ。


(「立山」の名入り。)

立ち食いなんでチャッと済ませたあとは、ターミナルを挟んで雪壁の反対側の室堂の雪原を見に行こう。


🐡