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n45-50

ロシア・サハリンと北海道を結ぶ架け橋ネット。
サハリン州には。、ロシア人もウクライナ人も住んでいる混住地域です。

高級寒天・生産始まる

2005-09-22 07:11:47 | 食べる・飲む
今月20日よりユジノサハリンスク市内の寒天工場では医療用の寒天の生産が始まりました。
原料は「赤イタニ草」で採取場所はカムチャツカー半島周辺です。
イタニ草は寒天の中でも高級種に属する原料です。
年間の採取量は9000トンでその内に製造されるのは、僅か120トン余りです。
夏場に採取して冬場に生産する工程です。
この工場では、医療用を主に生産して国内需要に応じています。
各薬品会社・医療関連会社に販売されています。

サハリン「元樺太時代」でも1945年以前に、日本の業者によって食用寒天が製造さた背景もあります。
寒い地方の風物詩でもあります。

この工場では、現在日本製の最新型の機械を使用しています。
又、高度医療用にも日夜研究に励んでいます。
食料用の生産と出荷は11月半ばに始まるそうです。
ロシアの食品管理は、昔から厳しい法律があり厳格な検査を受けなければなりません。

写真・研究室                 サハリン→北海道

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ワロージャの独り言

2005-09-21 08:55:36 | 人・交流
先日シベリアを旅して来ました。

旧日本軍の方とホテルで一緒になりまして色々とお話を聞かせて頂きました。
1945年ー49年当時のシベリアでの生活でした。
当時、ソ連はスターリンが政権を握っていました。
日本兵の抑留者の生活は凄まじいまでの環境だった様です。
食事が満足に支給されない。これは本当に人間として最大の屈辱でもあります。
当時も現在も、国際法でも捕虜の扱いは当事国が人間の尊厳を守る事が、決められています。
それと、衛生状態です薬品も医療も支給しないので日本兵の大勢の人達が死にました。
これは絶対に許される事ではありません。
私はまだ生まれていませんでしたが、当時のスターリンが悪い事は判っていますが、「私はこのシベリアに抑留された人々に謝ります」

彼は仲間の遺骨を集めて日本に帰りました。
ロシアと日本が民間では、友好関係に発展していると思います。
サハリンと北海道の住民がビザ無しで交流できる日が、早く来るようにお祈りしています。

写真・右側ワロージャ「スペクトル社長」           サハリン→北海道

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民族数と人口・サハリン州

2005-09-21 06:41:33 | 情報
意外にも多い数の民族に驚きました。
今まで街を歩いていて感じていたのは15民族程度との認識しか有りませんでした。
しかし、何と!サハリン州には170もの民族が居住しています。

サハリン州 532400人 2002年度総計

ロシア人     460778人 (84.3%)
韓国・朝鮮系    29592人 (5%)
ウクライナ人    21831人 (4%)
白ロシア人      5455人 (1%)
タタール人      6830人 (1.2%)
モルドビア人     2943人 (0.5%)
ニブヒ人       2450人 (0.4%)
チュバシ人      1300人 (0.2%)
ドイツ人        902人 (0.2%)
モルダビア人      751人 (0.1%)
バシキール人      586人 (0.1%)
カザフ人        554人 (0.1%)
ユダヤ人        401人 (0.1%)
日本人         333人 (0.06%) 

他にも大勢の民族が混住しています。
この数字を見るだけでは理解できませんが、皆が問題なく日常生活をしている事は、事実です。
隣国の国民として余りにも少ない数にショク感があります。

この統計では、計上されていませんが開発プロジェクトの関係者が臨時居住しています。その数は3000人あまりです。
国籍もアメリカ・日本・韓国・など10ヶ国になります。

写真・サハリン州政府             サハリン→北海道
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マツタケの本場から・最高!!

2005-09-20 07:49:28 | 食べる・飲む
昨日採取されたマツタケです。
この大きさには、感動ものです、さすが本場サハリン。

トピリニコフ(写真)さんは、植物博士です。現在・野草・キノコの研究所の代表者でもあります。
研究所の経費を捻出するために研究員と一緒に森に入りマツタケ狩りをします。
毎日・研究所のスタッフは多いときで60kg程のマツタケ採取をしています。
販売価格は、上級もので1kg「6500円」で売られています。
見事なまでのサイズです。
昨日、1本提供を受けましたところ「薫りも・味も」も抜群でした。
感想「庶民には少し贅沢なマツタケです・七輪がないのが残念・・・」

日本では国産物のマツタケは来月中旬頃より採取されますが、ここサハリンでは一足早い収穫です。
北朝鮮・中国から輸入されていますが、やはり本場サハリン産に軍配が挙がる事と思えます。
高級料理店・割烹・高級レストランなどが対象になるマツタケでした。
マツタケ狩りは来月15日まで続けられます。サハリン→北海道
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カラフト犬 セルも成長しました

2005-09-20 04:51:28 | 樺太犬・サハリン犬
カラフト犬の「セル」もいよいよ冬シーズンに向けて体調を整えています。
9月15日にお伝えした樺太犬も元気に過ごしています。
北海道の生活にもなれて日本語も完璧に理解する事が出来ました。
現在体長1.5m・体重49.5kgと恵まれた体格です。「ペットでは無く荷役犬」胸は十字型の白い毛で覆われています。10月4日に四歳になります。
近所の子供達は「クマ」だと言います。

一番の楽しみは水泳です。好きな川は豊平川・大好きな海は石狩です。
主人がボールや木片を川などに投げ入れるとそれを泳いで取ってきます。
毎日の散歩は野幌原始林へ出掛けます。そこで逢うのが「北キツネ・エゾリス」です。
セルは、狩猟犬の直系ですからキツネやリスを追いかけたい衝動に駆られる様ですが
、そこは我慢の子・鼻と眼を鋭く動かして彼らを威嚇します。
これからが夏場での遊びです。

昔は、北海道にも大勢の樺太犬が飼育されていました。
特に荷役犬としてリャカー・荷車・そり・などを引いて人間の手助けをしていました。
本家、サハリンの飼い主「セルゲイ・リュービフ」さんは、今年二月にロシア大陸へ出掛けて「オオカミ犬」を譲り受けたそうです。
新たな種の誕生が、楽しみでもあります。北海道→サハリン
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フレップ・キノコはいかがですか

2005-09-19 05:37:38 | 食べる・飲む
秋の味覚は色々ありますが、ここサハリンでもこのシーズンになるとフレップが市場に出回ります。
自然林から採取したフレップは栄養価も高く健康食品として人気も有ります。(写真左のコップに入っているフレップ)
ジュース・ジャム・瓶詰と利用方法は異なりますが、多くの市民は瓶詰にして越冬用にしています。
ラクヨウ・ボリボリ・マツタケなどのキノコも採れています。

各家庭の御主人達はアルバイトを兼ねてしてこのフレップを採りに森に入ります。
現金収入も兼ねたフレップ採取は男性達の「魚釣り」に次ぐ余暇です。でも1日中森を散策して採取できるフレップは多い時でもコップ10杯程度とか・・・
コップ1杯の価格は20ー40ルーブル「80-160円」程度です。
趣味と実益・一石二鳥のサハリン男性は強かに生活しています。

写真の男性は「妻と娘の誕生日のプレゼントを買う資金にする」と言っていました。
涙ぐましいまでの努力を惜しまないサハリン男性に「乾杯!!」サハリン→北海道

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速報・ツール・ド・北海道・ロツアチーム大健闘

2005-09-18 16:32:27 | 娯楽・スポーツ
ロシア・チームが本日、団体区間時間賞で二位になりました。

ツール・ド・北海道は、今年で19回を迎えました。
本日は大会4日目にあたる第4ステージ「日高門別ー江別間185km」を走りました。海外からの参加チームはロシア・カナダ・イラン・韓国・ドイツ・台湾の強豪チームで大会は盛り上がりを見せました。
なかでも、ロシアチームは昨日まで総合時間賞で8位に甘んじていましたが、なんと今日はロシアの底力を見せて入賞を果たしました。
他チームが全て5名で選手を送り出していますが、ロシアチームは4名で頑張りました。

第4ステージ終了時団体区間時間賞   写真「ロシア選手達」
1位チームNIPPON            PERMINOV Evgeny
2位ロシア                  TEGAY Alexander
3位ブリヂストンアンカー           KOMKOV Danil
4位韓国                   EMELYANOV Yuri
5位台湾               

明日は最終日で札幌市モエレ沼公園へ舞台を移してクリテリウム「61km」を争います。
頑張れロシア!!道産子も応援しているよ!!明日は金メダル。北海道→サハリン
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サハリン空撮N50

2005-09-18 09:51:11 | 写真・映像
サハリン北緯50°上空から見た写真です。
右側はオホーック海で左奥に湖が見えます。この湖は北海道ではサロマ湖と同じです。
現在この地域では大規模な原油・天然ガスの生産が行われています。
点在している建物はその工事用の施設です。
冬場は流氷のために生産は行われませんが、07年には通年操業を予定しています。

古くは、ニブヒ民族がトナカイの遊牧地域として利用していました。
今でも数少ないトナカイの放牧地域になっています。

北海道は今・原油の高騰で市民生活が脅かされています。
隣の国から安い原油を輸入すると少しは楽になる事と思います。
でも、開発と資源保護の両立を考えると複雑な心境です。
サハリン→北海道
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マツタケ大豊作

2005-09-18 07:41:49 | 食べる・飲む
毎年この時期は、キノコの季節です。
サハリンの人々は近くの山でキノコ狩りをします。
特にマツタケは人気です、薫りも良く型も大型です。
今年のマツタケは気温も高い日が多かったのか、豊作になりました。
自家用で余ったキノコは「即席市場」で売られています。
年金者のアルバイトでもあるようです。
値段は1kg(1000-1500ルーブル・4000-6000円程)です。
他のキノコから見るとやはり高い「マツタケ」です。

日本人が七輪でマツタケを焼いて食べる文化はロシアでは有りません、油炒めなど外の野菜と料理します。「もったいない!!」との声が聞こえて来ます。
香りの文化は日本人ですが、しかしロシア人も薫りの文化を持っています、それは森に入ると木々の匂いを嗅ぐ事です。胸一杯にその薫りを吸い込みます。

ラクヨウ・キノコなども採取されていますが、木の実の一種である「フレップ」も大変人気が有ります。
キノコ狩りは、来月中旬まで雨の日も続けられます。

是非、サハリン産のマツタケを御賞味下さい。サハリン→北海道
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希少動物・(動画)

2005-09-17 06:09:10 | 環境
サハリン州には希少動物がたくさん生息しています。
ウミガラス・えとぴりか・ラッコ・ヒグマ・オットセイなど多種にわたります。
特にウミガラス・エトピリカ・は、北海道には数羽しか生息が確認されていません。

留萌管内・焼尻島のウミガラス11羽程度。根室管内・モユルリ島のエトピリカ4つがい程度。「この島には、千島ウガラスが3羽」昨年時点。
これらは、動物レッド・ブックでは絶滅危機種に挙げられています。
ラッコは季節によっては根室半島に姿を現す程度であり、ほとんど北海道での生息は確認されていません。
特にラッコは毛皮が高級品として扱われ一時期乱獲が行われた過去があります。

海の動物達は、日本海・オホーック海・太平洋を背景に、サハリン・北海道の環境が整っている事が、生息できる最大の条件なのでしょう。サハリン→北海道
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