脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

ジィジの雑煮。

2016年01月11日 16時33分09秒 | 近況
毎年、成人の日くらいまで世間は何となく正月ムードの余韻を響かせて
いるものである。わたし的には、門松を外して燃えるゴミに出した朝に、
正月 is overな気分になり、ホッとする。ホッとするのは、正月には義
務的な儀礼が多いので、義務からの解放みたいな気分である。

我が家では母親が気狂いなので、私が正月の料理の支度をする。と言っ
ておせちは、スーパーから宅配おせちを注文して取り寄せたのをテーブ
ルに並べ、雑煮を作り、元旦だけはお燗をした酒を用意する程度である。

父が餅好きなので、今でも雑煮を作って夕飯に添えたりしている。私が
夜に不在のときは、私の作り置きの雑煮鍋を、父が温めて食べているの
であるが、ある朝鍋の中を覗いたら、何か「異なる物」が多数、汁に浮
かんでいるのに気がついた。

何かと思ったら、千切りのキャベツだった。雑煮にキャベツを入れる奴
がいるか!と憤慨し、キャベツを取り除いているとレタスらしき葉片も
混じっていた。さらには、私は雑煮には鶏肉を入れるのであるが、豚肉
らしきモノも沈んでいた。

私:どうして、雑煮にキャベツなんか入れるんだよ!
父:余ってたので、もったいないからだ。
私:この豚肉、この間、ジャンを漬けてフライパンで焼いた肉だろ。
  雑煮は和風風味だし、料理が合わないだろ。分かんないのかよ!
父:そんな小さなことは、どおでもいいんだ! 食えるもの、もったい
  ないからだ‥‥

‥って調子で、生活常識のオカシイ爺さんは、平気で冷蔵庫の残り物だ
ったタレで焼いた肉と添え物のキャベツを、こともあろうに雑煮にぶち
込んで食べていたという話である。いくら「雑煮」だからって、雑に何
でも入れて良いものじゃなかろうに‥。
(ちなみに、この焼肉とキャベツは捨てようと思っていたモノなのだが、
私は処分するのを忘れていた。)

全く趣味の悪いというか、現代の生活常識全般が欠けたジジイなのであ
る。ババアは気がおかしいので、こんなのでも平気で食べてしまう。
この親夫婦に歩調を合わせていると、正月からこっちの頭の回転と、神
経が狂い出しそうである。ジジ・ババの生活毒で、家庭環境が悪化する
と、外へ散歩に出たくなるのである。

ところで画像は、正月に散歩中、谷中の墓地で撮影した風景である。
ひょろっとして長い樹木が、昼間の幽霊みたいで気になって撮ってみた。
墓地なので下に写っているのは墓石である。















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