脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

父の鼠径ヘルニア。

2016年08月06日 20時20分26秒 | その他の病気
今日8月6日は、広島の原爆祈念日であるが、私は父と、病院の待合室
のTVでリオ五輪の開幕式を観ていた。新都知事が決まり、リオのオリ
ンピックが始まり、町内では夏祭りである。また全国的に夏真っ盛りの
猛暑である。世間は慌ただしく活気づいているが、我が家は相も変らぬ
低空飛行である。

父は以前から、鼠径部つまり右の股の付け根に、ヘルニアが出ている。
それも脱腸ではなく、膀胱がはみ出しているのである。今ではかなり大
きく膨らんでしまい、手術することになったのである。

担当の外科医によると、鼠径ヘルニアで腸ではなく膀胱が出るタイプは
1%しかいないそうである。通常よりも厄介で手術には倍の時間が掛か
るという。それで最初は、全身麻酔でオペをすると言ってたのだが、年
寄りに全身麻酔をすると、ボケの症状が出やすい、術後の点滴で心臓に
負荷が掛かりやすいという話だった。

しかし結局、腰椎麻酔で下半身を麻痺させるだけに変更になったので、
少しホッとした。手術は来月の下旬、手術の一週間前に入院し、心臓疾
患の薬を断薬して体調を整えてから手術をするという。退院は数日の経
過観察後となる予定。

入院が9月下旬なので、まだ一か月先、暑さもだいぶ和らいでいる頃で
あろう。病院を抜けて、真夏の陽射しの中、父と二人して自転車で帰っ
たのだが、5分も自転車に乗っていると、父は脚が痛くて漕げないと言
い、立ち止まってしまう。家に帰るまで2回、自転車を降りて休憩した。

心臓が悪い父だが、これまで自転車だけは自在に乗りこなせたのに‥。
老化による脚の筋力の衰えもあろうが、心臓のポンプ機能が低下してい
て、脚部への血行不良が起きているのだろう。老いてゆく肉体と付き合
うことに、切ない思いである。

肉体も老いるが、頭の方も老いる。家に一人残した母親は、居間でTV
を見ていたが、私の顔を見ると、暑くてたまらない、暑いのを治す薬を
くれだのと言い募る。ので、額に熱冷シートを貼ってやったが‥。

ああ、早く夏の暑さも、物憂い思いも、どっかに消えて欲しい。





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