脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

頭がボーッとする

2007年11月30日 17時16分32秒 | 近況
いつの間にか、もう師走である。
最近、頭がボーッとしていて、地下鉄に乗っても慣れたルートで
乗り換え駅や出口を間違えたりする。
ブログの更新にも、意欲が湧かないのである。

昨日は、近所にある名ばかりの「自然公園」で午前中散歩をした。
真っ赤に紅葉したもみじが目に鮮やかで、綺麗だなと思った。
池では、でっかい白鳥が二羽、くっきりとした白さで浮かんでいた。

夕方はワード(中級)の講習会で訓練校に行った。
タブとルーラーの使い方、連続番号の入力の仕方など、
自分では判っているつもりだったが、まだ判ってないことが分かった。
教室ではワード2003を使っているが、私のPCのワードは2000である。
そのせいか、使い勝手が少し異なりてこずる。

最近、吉田修一の『悪人』と貫井徳郎の『空白の叫び』を読んだ。
どちらも傑作であるが、私は後者の方に惹かれた感じである。
貫井氏には『慟哭』という傑作があるが、こっちの方が好きである。

主人公は各々別の殺人を犯した三人の中学生であるが、
少年院で激しいリンチやいじめに遭い、自身の贖罪感にも苦悩し、
自ら「植物になりたい」それも「サボテンになりたい」と思い詰めていく
心の移り行きには、少し大袈裟だが、ドストエフスキーにも通じる深さを感じた。

エンタメとしての読書は、今年は垣根涼介を一通り読んだ。
『ワイルド・ソウル』は傑作だが、彼の作品はどれも面白く読めた。
永瀬隼介、五十嵐貴久、高野和明、奥田英朗なども、物によっては面白い。
純文としては、車谷長吉、絲山秋子あたりが好きである。
女性作家では、高村薫と桐野夏生がいいが、
個人的には、山崎ナオコーラさん、もっと何か書いて欲しいなぁ。

人気blogランキングへ
にほんブログ村 気まま


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。