「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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私たちは『避難』なのか『移住』なのかと悩み続ける現実について、広島講演主催者からのメール。

2015-07-05 16:51:50 | 福島第一原発と放射能

 2011年に東京から広島へ避難して4年がたち、当初といろんな状況が変わりました。
母子での避難だったのが、1年後に夫が仕事を見つけ広島に来てくれたこと、4年間の子供の成長。そして昨年秋に仕事で独立をしたこと。
 
 しかし仕事の独立をしても私たち一家はまだ『避難』の段階であり『移住』とは言えません。
この先どこで根を張って生きていくかを決めきれないでいるからです。関東に戻りたい気持ちを持っている夫。広島育ちで放射能への不安が強い私は少なくとも今戻る気になれず、そうこうするうちに子供は大きくなり様々な決断を迫られようとしています。

 震災から4年を迎えた今年の3月にひろしま避難者の会『アスチカ』が会員へのアンケートを実施しました。
http://hiroshimahinanshanokai-asuchika.com/main/pdf/questionnaire02.pdf

この会は東日本大震災による避難者が広島での生活の基盤や気持ちを整え、避難生活を落ち着かせ、次のステップへ踏み出すことをサポートする、避難者による避難者のための会です。原発事故により避難した人が多いですが津波・地震による影響で避難された方も一定数いらっしゃいます。東北だけでなく関東からの避難者も増加しており現在118世帯338名の登録があります。この1年間で14世帯の新規入会がありました。最近では広島に縁のない方や、仕事先を確保したうえで引っ越される方も少なくないようです。

 この中で今後の予定は決まっていますか?という質問がありました(Q16)。
『広島への定住』と『決めていない』が最も多く同数でそれぞれ38.3%でした。経済的な理由、家族の仕事や進学など理由は様々でしたが、健康被害への心配を上げる方も多いようでした。私もその一人です。

今後どんなことに不安がありますか?Q18に関しては『健康』とあげた世帯が61.7%と最多。

今後の一歩が決めきれないでいる私にとって、首都圏で昨年まで診察をされてこられた三田先生のお話はぜひお聞きしたいと思っていました。今回開催できることになりうれしいです。一人でも多くの方に聞いていただきたいと思います。

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こうした不安を抱えながらも、考える主催者が再来週に開催する講演です。

【7/19(日)三田医師&木下黄太講演会IN広島】  

  12:30開場  13:00開演

 広島市まちづくり市民交流プラザ北棟5F 研修室ABC (広島市中区袋町6-36)

 申込み&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/295718/


 

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【除染作業をする家族が肺梗塞で緊急搬送、突然死する隣人、糖尿とバセドウ病を併発し昏睡する若い女性 】
【「事故当時に幼児だった世代は、これから甲状腺がんが多発してくる可能性」松崎医師見解 】

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最新の箱根山の状況。このまま、うまく収まるかどうかはわかりません。何度も言いますが、最悪の場合は、新幹線か東名高速のいずれか、もしくは両方が使えなくなります。そうした想定まではきちんとしておいたほうがよいです。

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火山名 箱根山 火山の状況に関する解説情報 第67号

平成27年7月5日16時00分 気象庁地震火山部 **(本 文)** <火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続> 1.火山活動の状況  火山活動は活発な状態で経過しています。  遠望カメラによる観測では、6月29日以降に大涌谷で確認した噴気孔で は白色の噴煙が勢いよく噴出しているのを確認しています。また、その周辺 の大涌谷温泉供給施設でも引き続き蒸気が勢いよく噴出しているのを確認し ています。  火山性微動は6月29日07時32分に観測した以降は発生していません 。  気象庁と神奈川県温泉地学研究所が設置している傾斜計および気象庁の湯 河原鍛冶屋の体積ひずみ計では、4月下旬からの火山活動に関連するとみら れる地殻変動が観測されています。  火山性地震の発生回数(速報値を含む)は以下のとおりです。               火山性地震  火山性微動 6月26日から30日まで   806回     1回 7月 1日           47回     0回    2日           14回     0回    3日           24回     0回    4日           15回     0回    5日(15時まで)    15回     0回  低周波地震は観測されていません。