「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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本当に安倍総理を倒すために、貴女がしなければならないこと。

2015-07-16 00:35:00 | 福島第一原発と放射能

僕は、今回の安保法制に関して、反対にせよ賛成にせよ、現実とは大きな関わりのない、フィクション的な話の世界で起きていることだと、ずっと思っています。

しかも、安倍政権は、念願である憲法改正に全く踏み出せず、安保法制のような誤魔化し法案で、勝負しました。

彼のことは昔から馬鹿だとは思っていましたが、知能の点だけでなく、岸信介元総理とは異なり、単なる小者であることがよくわかりました。

まあ、小心者です。

だから、僕にとっては、きょう国会前にどれだけ人が集まろうが、本当は大して集まっていなかろうが、そこに大きな関心はありません。

それでも、日本国内に居る一定数の人々が、「安倍は嫌だ」と思っていることは間違いないでしょう。

そういう方たちに、はっきりとわかる方法を示しておきますので、参考にされて下さい。

この人たちが、武装革命をやる勇気があれば、これが一番早いですし、実は方法はいろいろあると思います。それでも、誤魔化しデモでガス抜きを享受してきた人たちが、こういう覚悟までは存在しないでしょう。ですから、その手段に現実の実現可能性はありません。

なら、どうするのか。

方法は一つしかありません。

まずは、国民の意思を確認するための、解散総選挙を行うよう要求する、国民運動をおこなうことです。

これは今回の事態を受けて考えると、最も適切な要求です。国民投票のような単一問題の話だけしても何も変わりません。こうした政治体制に関する疑義を持つならば、現在の国会を解散し、国民に信を問えと、迫るしかありません。

そして、この場合は、野党が反安倍・反自民連合的な繋がりをもった政治システムを早急に構築し(というか今すぐしろよ)、反自民的な野党連合として選挙に臨まないとなりません。

そして、貴女が自分の地元選挙区で、個人としてはどんなに嫌な候補でも、野党連合候補を、支援し応援しないとなりません。

投票することは当然ですし、選挙活動の応援も具体的に行うべきでしょう。

「安倍はNO」、そう思う貴女は、そこまでも関わるしかありません。

国会前の意味なきデモだけに拘っていては、何も勝ち目はありません。反原連デモの無残な崩壊を忘れてはなりません。

そして、この際に大きなポイントは、この野党連合に対して、共産党が、自分の党のエゴを捨てて、対応できるかです。

これまでの流れからすれば、こういう話があっても、反自民が共産党への投票行動増加につながり、すこしだけ共産議席が増えて、野党は全体として勢力を減らし、結局自民が勝つという全く意味のない構図が続いています。

これは、共産党がどういう対応をするのかです。おまえらは、一生自民の補完勢力をやることは、一般国民からクズ連中として思われ続けていることをずっと選択するのかということです。西ヨーロッパの共産党とは全く異なる、現実の政権には関与できない、自民党補完機関でしかない政治勢力という低レベルの存在を続けてよいのかと。

いいですか、小選挙区制の場合は、一方の政治勢力に問題があると認識されれば、もう片方に、投票行動が集中するのが原則です。この場合に、その反対勢力が分化すればするほど、反対連合の勝利は遠ざかります。

具体的には、野党連合が勝つためには、実質的に反自民が一つにまとまり、野党連合として阻止するしかありません。

少なくとも衆議院選挙を勝つためには。勝たないと何も始まらないのですから。

そして、こういう時に、反自民の野党連合が全国全ての小選挙区で候補を擁立しないとなりません。

全選挙区に立てないと、勝てる見込みが著しく低くなります。

どんなに無理があっても立てるしかない。

逆に言えば、自己顕示欲は旺盛でないタイプの貴女、そして社会的立場や実務能力のある貴女、さらに人格も社会性もまともな貴女が、自費を一定額以上出して、地方の選挙区からでも、出馬に手を挙げるしかありません(条件に該当しない方は不可、特に自己顕示欲の強い方は拒絶)。

そして、少なくともそういう反自民の野党連合候補に、選挙区でも政党の選択でも、個別には嫌な奴でも何でも投票行動を集中させること。

そうしたら、安倍政権は直ちに崩壊します。

過去の総選挙データを確認しましょう。

2009年衆院選 民主 47%の得票⇒73%の議席

2012年衆院選 自民 43%の得票⇒79%の議席

2014年衆院選 自民  48%の得票⇒76%の議席

要は、過半数近くの得票が取った方が、議席獲得では圧倒的に優位となるのが、小選挙区。

今のように、多くの党が存在することは、そもそも難しいのです。反対勢力はまとまらないと勝つ可能性はありません。

逆にまとまれば、その反対側がわずかでも獲得投票が上回れば、全ては変わるのです。

一気に、そういうことを要求するために、まず自分が行動して立ち上がれるか?

今の社会的立場を捨てでも、相手に立ち向かうことが出来るのか(こうした政治行動には日本では確実にリスクはあります)?

口先だけでなく、あるいはデモによる自己満足に止まらず(ここ数年の日本のデモはこの範疇にすぎません)、現実の行動に踏み出せるのか?

まさに、根幹が貴女に問われているのです。

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