(移転しました)Saoの猫日和/old

saoの猫日和のURLが変わりました。
⇒ https://blog.goo.ne.jp/saoneko0224

鈴木薄荷

2012年07月02日 | 紀行(建築・桜)

神戸新聞夕刊に毎月2度だけ、神戸を題材にした切り絵が掲載されます。6月に掲載された切り絵の「鈴木薄荷」は、以前に住んでいた灘区の建築物。

知っている場所が切り絵になるって、なんだか嬉しい。 この建物の近所を通るといつも薄荷の、ミントの強い香りが漂っていました。

モデルになった建物は、電線の余分な物が省かれていますが、ほぼそのまま切り絵になっています。

この建物は昭和初期に建てられたらしいのですが、10年ほど前までは壁は黒く塗ってありました。戦時中に塗られたまま 半世紀以上もそのままの姿だったんです。近所の小学校も、長い間 壁は黒く塗られたままでした。なんでもかんでも、すぐに姿を変えるのに、戦後からずっとそのままって、ある意味凄い・・・単にほったらかし?塗り直しのお金が無かった?  

鈴木薄荷→ http://hardcandy.exblog.jp/6212337/

 ※追記 この建物の外壁が淡い桃色に塗り直されて、会社の方が記念写真を撮っていました。この建物は兵庫県の文化財に登録されたので、それを記念しての塗り直しだったのでしょう。いつまでも残す努力をしてくださっていることに感謝です。


 

 レトロな建築物を見ると、大好きな花や猫やジュリーを見る時のように、非常に心がときめきます♥ 灘や東灘、芦屋は昭和初期や以前のレトロな建物が 今もかなり残っていましたが、近年どんどん姿を消しています。ご近所の、おそらく昭和初期の和洋折衷の非常に立派な邸宅も、石造りの銀行もマンションに変わりました。あちこちで、素晴らしい建築物がマンションに変わっていく姿をみると、非常に切なくて、哀しい・・・ なんとかならないものか。日本は歴史あるものを簡単に潰しすぎる。

近代建築watch のブログさま→ http://hardcandy.exblog.jp/

こちらのブログの写真を見ていたら、ほんとに切なくなるほど美しい、胸がキュゥゥ~ンとなります。ああ、なんて素敵なんでしょう・・・ 自分のブログを、猫と花とジュリーと近代建築と標榜したいくらい・・・だが、それは無理なのでこちらを見るだけで我慢我慢。 リタイヤしたら、猫を飼って、近代建築を見て回ろうと思う。近所に限りますが。

 

コメント