山田五十鈴さんが亡くなられました。
ここ数年、TV等でお姿を見かけていないので、もう高齢になられたからだろう とは思っていました。 新聞報道によると、多数の映画作品や「必殺仕掛人」が代表作と書かれていたが私は「必殺シリーズ」はあまり見ていないので、その印象は薄い。私はやっぱりNHKの大河ドラマかなー でも映画でもTVでも舞台でもなく、とても印象に残っている作品があって、それは公共広告機構のCMです。
「トキは学名をニッポニア・ニッポンと言います」の山田さんのナレーションで始まる公共広告機構のCM「たった2羽からの提言」。 トキの名の由来はシーボルトが、オランダに日本のトキの標本を送ったことに始まります。日本の名を冠するのはそんな訳がありますが、ニッポニアニッポンという学名や、トキの姿がとても印象に残ったCMでした。自然界でのトキの繁殖は、一度絶滅を招いた日本の悲願ですが、近年やっと実を結びつつあるようです。が、まだまだもとの姿に戻るのは遠い日のことでしょうか。シーボルト先生は「かのこゆり」といい「あじさい」といい、西洋に日本をたくさん紹介していたのですね。
山田五十鈴さんは、我々ファンにはジュリーと共演の「嵐立つなり」です。もう30年前の1982年の作品だから、ジュリーは34歳。山田さんは65歳です。(^^ゞ ジュリーが脱いでいるからといって、仲谷さんまで脱がされてお気の毒(笑)
この番組が「西武スペシャル」というところに、西武(流通)は当時の文化をリードしていた感があります。西武といえばパルコのCMもあった。
主人公が二人の男性の間で揺れ動くんですが、「自分で咲きます」というキャッチコピーが時代を表しています。見た当時はともかく、数年後に見た時には 勝手にせ~と思ったわ(笑) 1980年代はまだ女性は「自分で咲けなかった」ということ。 かくいう私も、このころは自分の未来に明確なビジョンを持っていなかった。今考えたら、考えが甘くって恥ずかしいです。
で、この主人公はこの先も、二股をかけたまま?そこから先はドラマでは描かれていません。私なら、男前遊び人のジュリーに決まってるわ!といいながら、仲谷昇さん演じる大学教授の地位と名誉も捨てがたい~と思ったりしてぇ(笑)
仲谷昇さん、何故かジュリーと恋敵を演じること多くて「同棲時代」でも、「源氏物語」でも恋のライバルです。なんで仲谷さんばかり。
「嵐立つなり」 →http://www.youtube.com/playlist?list=PL5CB8D934C36B2049
http://channel.pandora.tv/channel/video.ptv?ch_userid=jpchan19&prgid=43872860
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そういえば「銭形平次」の三の輪の万七親分も亡くなられました、芸名は遠藤太津郎さんとおっしゃるのね、芸名は今まで知りませんでした。 この頃訃報続きです。