列島に多くの被害を残した台風が去った後、急に秋めいて 朝夕の気温が下がったように思います。我が家の紅葉の葉っぱは、紅葉する前に 風でだいぶん吹き飛ばされてしまいました。
先週の金曜日、にイラストレーターの和田誠さんが亡くなったと、TVで訃報を伝えていました。→「イラストレーター 和田誠さん死去」
とてもとても残念で寂しいです。日本中の人が、和田さんの描く文春の表紙を知っているのでは?と思うほどの日本を代表するイラストレーターの1人でした。朝日新聞夕刊の、演出家の三谷幸喜さんの人気コラムのイラストも和田さんでした。この方のイラストほど、日常でよく目にするものはないんじゃないかと思います。その愛すべき作品の新作が、もう見られないのかと、哀しんでいるファンはとても多いと思います。
簡潔でシンプルな線で描かれたイラストは、飄々として愛らしく、わかりやすく、ハッピーで、見る人の誰の心の中にもスルっと入り込む。描かれた線に、慈しむように柔らかい温かさがありました。
週刊文春の表紙では、可愛い猫のイラストが数多く描かれていて、猫好きにはいつも目が離せませんでした。きっと猫がお好きなんだろうなと思います。→猫のイラストをまとめた画集「みんな猫である」 和田誠さん
もう随分前ですが、人気絶頂時のジュリーのイラストも描かれていました。これ以外にも、シンプルな線描きのイラストもあったはずで、家の中を探しましたが見当たらず💦
1977年から書かれていたという週刊文春の表紙が、一時 様々な曲のイメージで描かれていた時がありました。1997年の雑誌の表紙には「オリーブオイルの瓶」が表紙の真ん中に、いつものようにシンプルに1瓶描かれていました。
何気なく文春のあとがきを見たら「沢田研二、オリーヴ・オイル」と書かれていて、エッ!ジュリーの曲に合わせて書かれていたのかと、驚いたことがあります。ヒットしているわけでもないのに。
取り上げて貰えたのは嬉しかったのですが、そのことに気が付いた人は どれくらいいたのか? この表紙も切り取ってありますが、今はこれも どこに有るのかわからない・・という有り様💦
YOUTUBE→「オリーヴ・オイル 沢田研二」
セクシーで濡れたような歌詞に、まとわりつき粘りつくようなジュリーの声は、大人のジュリーだからこそ。wikiで検索したら、思わぬ曲の製作裏話が書いてあって、それは知らなんだ~ (ところで誰がwikiに裏話を書いてるんですか?) それを知ると、なおいっそうエロくてヤラシイ歌詞ですな。
しんみり和田誠さんの才能を偲ぶつもりが、オリーヴ・オイルで思わぬ展開になりました。