作家の伊集院静さんがお亡くなりになりました。ご病気とは聞いていましたが、残念です。
伊集院静さんと言えば、やっぱりジュリーファンとしては、ジュリー25周年のNHKBS放送「沢田研二スペシャル・美しき時代の偶像 “美しき歳月”」の冒頭で、伊集院さんがジュリーに贈った詞です。私たちはそれからさらに、30年以上経っても、変わらずにジュリーを仰ぎ見ています。
2020年1月のブログより
沢田研二は一本の樹である。
女たちは彼を仰ぎ見て
そして微笑む
女たちは彼を求め
その手に一掌の糧を得る。
女たちは彼を遠くで祈り
そして風を聴く
女たちは彼のもとに眠り
そして夢を見る
女たちは彼を愛し
そして歳月を見る
私は
沢田研二にふたたび
かがやかしいステージが
帰ってくることを予言する。
なぜなら彼は天上の気配を
その枝先に触れた
スーパースターという名の
樹だからである
ずっと沢田研二を
仰ぎ、求め、祈り、夢見て
そして
愛してきた女たちは
しあわせである
なぜならその樹にしか
天上を触れるような
見事な時間は
宿らないからだ。
ざわめく葉音が、
私たちの耳の奥に
今静かに聞こえはじめている
『沢田研二にふたたび かがやかしいステージが 帰ってくることを予言する。』
という箇所に、当時のジュリーの置かれた立場が暗示されていますが、
75歳になっても変わらずステージで輝いていますから
ジュリーは。
朝日新聞出版 朝日新書[沢田研二]ですって?!12月13日に。どんなのでしょうね
伊集院静さんの心のお言葉のように
1本の樹のもとに集い幸せな時間を過ごせることに感謝しております。
そうです、そうです。ジュリー25周年『美しき時代の偶像・美しき歳月』"Don't be afraid to LOVE"が流れ 並木道を歩くジュリーと伊集院静氏の詩が とてもとても素敵、美しかったです。
年齢を知りびっくり。
情熱的で静かな愛の詩が とても大人な感じがしたので、ジュリーより年上の方とばかり思っていました。
それにしても、ジュリーと御縁のある方の訃報が多すぎます。しかも どの方も まだまだ早すぎる…。切ないです…。
伊集院さんの予言するようにはならなかったけど
沢田さん歩き続けていますよ。御冥福をお祈りします。時代という名の肖像。もう29年前なんだな。
私もさっき朝日新書から中川右介という方が書かれた「沢田研二」という本が12月13日に出る事を知りました。ファンなら知ってる事が記述されているだろうけど、「ジュリーがいた」の後だからハードル高いですね。私は今年中に探してるタイガースのEPレコード見つけたいな。
>『朝日新聞出版 朝日新書[沢田研二]ですって?!12月13日に。どんなのでしょうね』
調べてみたら、書かれている方が中川右介さんで、この方の本は読んでいました。「阿久悠と松本隆」、非常によく調べておられたし、ジュリーをリアルタイムで見ていた世代の方なので、期待してもいいんじゃないかと思います。
伊集院静さんの ご逝去、驚きました。一番に、沢田研二は一本の樹である、が浮かびましたが、ジュリーよりも年下だったのですね。
>『どの方も まだまだ早すぎる…。切ないです…。』
本当に・・・ 訃報が続いて、気が落ち込みます。
>『沢田研二がふたたび輝かしいステージにかえってくることを私は予言する
伊集院さんの予言するようにはならなかったけど』
いつも後ろ向きですね(^^; さいたまスーパーアリーナをいっぱいにしたジュリーですから。
おそらく本は、昔からのファンには知っていることばかりかもしれませんが、内容が楽しみです、発売を待ちたいと思います。
伊集院さんは、私たちの心情をよく分かっていらっしゃると
一行一行、噛み締めながら画面に釘付けでした。
ジュリーやジュリーファンのことをよく見ていらっしゃる、と感じました。
(あ~ぁ!上手く伝えられない!語彙力の無さ
すみません)
>『一行一行、噛み締めながら画面に釘付けでした。』
私もです。放送が本当に待ちどうしかった番組です。どんな風に始まるのか?!と思いました。
伊集院さんの詩に、自分を重ねないジュリーファンはいないでしょう。それくらい、ファンの気持ちを書き表して下さったのが伊集院さんだと思います。