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丹波(コスモス畑と、たんば黎明館)

2015年10月25日 | 紀行(建築・桜)

神戸新聞にコスモス畑の写真が載ったので、先週行ってきました。丹波という地名は、近畿圏以外でも有名だと思う。平成の大合併で丹波市が誕生しました。

丹波市は兵庫県の東の端で、京都府にも近い。神戸の灘から六甲山を越えて約1時間半。この地で恐竜の化石が発見されて、恐竜がマスコット。自然豊かで見所がいっぱいで~す!魅力はいっぱいだけど、過疎化の波は仕方がない・・・

氷上の清住コスモス園。休耕田をコスモス畑にしていて、黄花コスモスの花も可愛い。春には隣の山がカタクリの花畑になり、去年行きました。コスモスは今月いっぱいが見頃で、観光バスもきていた。山々に囲まれたコスモス畑を散策していると、お天気は良く花は美しく、何も考えることもなく、あ~のどかやなぁ、平和やなぁ・・・と、つい口に出た。が、すぐに平和なのは世界の一部だけだよね、と気がついた。

コスモス畑から、車で数分の植野記念美術館は、建物自体はそんなに古くはないが、石造りでギリシャ神殿風のイオニア式でたいそう立派です。加古川の流れを横に、田舎の風景の真ん中でそびえ立っている。

植野美術館からさらに車を走らせて、柏原(かいばら)へ。

「たんば黎明館」を目指して車で走っていたら、美しいレトロ建築の役場が現れて、車を停めてもらった。旧柏原町役場(現在は丹波市役所柏原支所)まだ現役のせいか、丹波市の観光ページには載っていない。

 

まったく何の知識もなく行ってみたら、柏原は織田信長の弟の治めた土地でした。柏原藩陣屋。織田家が廃藩置県まであったなんて、全然知らなかった。ということは、関ヶ原では徳川方についたのね。丹波市は、他にも春日局の縁の地。大石内蔵助の妻、りくの墓もあります。古刹も数々、残っている。

陣屋が残っているところは、日本ではわずかだそうです。立派な桧皮葺の正面玄関。 

柏原藩陣屋では、観光ボランティアの方が、丁寧に説明してくださいました。観光客はごく僅か・・・ 帽子の恐竜のアップリケが可愛くて、写メさせていただいた。

  

陣屋の隣に見える白い建物は、昔は旧氷上高等小学校だったという「たんば黎明館」。ここも新聞の記事で知った。地方紙って、こういう地域の紹介があるのがいい。

貴品のある佇まいの小学校。こんな素敵な小学校が学び舎とは、当時の小学生が羨ましいです。温かみのある入口のステンドグラスの、密やかな光が柔らかく美しい。

中にはレストランが入っているが、他の部屋はご自由に利用してくださいという、太っ腹!なんと、懐が深いんだ。これが神戸あたりなら、お店になっています。田舎だから、普段は人が来ないというのが真相かしらん・・

こんなにお洒落で落ち着いた空間を、誰でも自由に使ってOKです

お隣の柏原高校にも、古い建築が残っていますよと、教えてもらったので見に行った。

ここも、品のある建築が校内に残っていた。コスモスを見るためにやってきて、レトロ建築までいっぱい見学できて、大変良かったです。しかも、柏原は全部歩いて回れて便利だった。(氷上のコスモス畑は遠い)

上は、茅葺きの喫茶店。柏原はJRの駅前から美しい町並みが続いていて、こんなに綺麗な街だとはまったく知りませんでした。これからは、紅葉の季節になってさらに美しいと思う。

下はJRの柏原駅。とんがり屋根の塔がメルヘンチックです。電車は1時間に数本だけ。皆さん、待合室でボーっと座って電車をお待ちでした。そうなのだ、私が通学で乗っていた播但線も たまにしか電車、いえ汽車は来なかった。世の中、便利な所ばっかりじゃないんだから・・・

農協の売店で、特産の黒枝豆や野菜や花など、安くて嬉しくなって、いっぱい買い込んで帰りました。今が季節のダリアの花束が安かった。私が春に植えたダリアの球根は全滅しました。何が悪かったのだ?母もダリアは失敗したそうな(=_=;) 

帰りのサービスエリアで「全国ふりかけコンテスト」で金賞を受賞した「いか昆布」を発見!やった~ 一度食べてみたかったの!澤田食品だよ~(^-^)

       ↑澤田食品。去年の新聞にのって、食べてみたかったのよ~!

 

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