この像を見たとき、奈良県のキャラクターせんとくんとそっくりと思いました。やはり、この像の作者は同じ人物で薮内佐斗司さんでした。説明によると「鳳来寺山はもと桐生山といって、高さが150mもある桐の大木が生えていました。古い木なので洞があり、竜や鳳凰という美しい大きな鳥が住み着いていました。1400年ほど前、仙術という超能力を身につけた利修仙人がこの山へ来て修業をはじめ、鳳凰を操って空を飛んだりしていました。
1300年ほど前のことです。文武天皇が病気になってなかなかなおらないので、霊力を持つといううわさの高い利修仙人にご祈祷してもらおうということになりました。そして、草鹿砥公宜という人が天皇の使いとして、利修仙人に頼みにきました。仙人は鳳凰に乗って都へいき、一心にお祈りをして天皇の病気をなおしました。
病気の全快を喜んだ天皇は、利修仙人を開山として、桐生山に立派なお寺を建てました。そして、鳳来寺と名付けました。そこから鳳凰が来たという意味です。それから桐生山を鳳来寺山と呼ぶようになったということです。」と、いうことです。
仙人というと、白いひげを伸ばした老人をイメージしてしまいますが、幼児にしてしまうところが作者の凄いところだと思います。