秩父鉄道の親鼻駅から釜伏峠を経て中間平緑地公園を散策し、波久礼駅まで歩きました。ほとんど、舗装された林道を歩くコースですが、峠付近は立派なカエデがあり、中間平緑地公園はカエデがたくさん植えられているので、紅葉の名所のようです。
上の写真は、標高500mの地点、後方の建物は1軒だけある民宿で、その庭にあるイヌツゲです。ここからの下界の景色はすばらしく、泊ってみたい気にさせるほどです。このイヌツゲの後方にキリシマツツジがあり、写真の左下にツツジの枝が張り出しているのが見え、この木も指定記念物のようです。その説明板にはキリシマツツジの解説もありましたが、その部分は省略しています。
「イヌツゲはモチノキ科の常緑低木ですが、ときに高木となります。この木の根まわり2.7m、高さ5m、枝張り6mの巨木です。雌雄異株でこの木は雄株です。5月上旬に開花します。
樹齢はわかりませんが、200年を越えると推測されます。庭木として田島家の長い歴史の証しとともに、江戸時代『寄居村ヨリ熊谷二カカリ中山道江戸往来ナリ』といわれた釜伏越えの街道(熊谷みち)の山間の茶屋の木として旅人や村の歴史を見つめてきた古木です。」となっています。
イヌツゲがこんなに太くどっしりした木になるのを見たことがないので、驚きます。江戸時代からつづく通行要所のシンボルとして生き続けている。なんか、うれしくなりますね。キリシマツツジも5月上旬開花するそうです。
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