西洋の庭園も同じかも知れませんが、日本庭園を歩いていて感じたのですが、この場所、たとえば橋の上からの景色がいいでしょうとか、築山の頂上などから、池の全体が見渡せ、木々や石の
配置のバランスがうつくしいでしょうとか、庭の創った人の意図を感じることができまると思います。日本庭園はそういう地点をいくつかつくって、景色を楽しむようにできているものだと思っています。この浜離宮の写真をみてください、背景にある巨大なビル群が、庭の景色をぶち壊しています。東京は巨大なビルがあっちこっちにできていますが、巨大なビルが林立する景色は美しくない。余白を大切にするのが、日本文化の特性だとおもうのですが、このビル群の林立は、日本人の感性に合っていないように思います。短期的な経済性を追求すると、都会はすべてこのような景色になっていくのでしょう。原発だってそのような価値観でもって、推進されているのだと思います。何万年も原発のごみを安全に保管する経済性を考えたら、割に合わない電源だと思います。
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