地方に住んでいて一番不便に感じるのは電車を日常的に利用できないことだ。電車は安い・早い・安全と三拍子揃っている。これは吉野家の旨い・安い・早いよりもずっと魅力的だ。
大阪に住んでいた頃は安い・早いは実感していたが、安全ということは意識していなかった。電車を殆んど利用できない地方都市に住むと毎日交通事故に脅えることになる。徒歩であれ自転車であれ自動車であれ、交通事故発生率は電車と比べて桁違いに高い。電車に乗っていれば事故のことなど殆んど想定しないし、万一事故に会っても多くが補償される。何と酷い格差だろうか。
これは間違い無く平均寿命にも影響する。都会の電車利用者の交通事故死亡率は明らかに地方の自転車・自動車などの利用者の死亡率よりも遥かに低い。
飲酒運転の厳罰化の効果も疑わしい。確かに飲酒運転が減れば歩行者の安全性は高まるが、飲酒者本人の安全性はどうだろうか。これはアメリカでのデータだが、飲酒歩行者の距離当りでの交通事故死亡率は飲酒運転者の8倍も高いそうだ。電車を利用できない地方住民が飲酒時に歩行を強いられることは交通事故の増加に繋がっている可能性が高い。
それだけではない。私は中学・高校と自転車通学をしていたが、都会の生徒は電車での通学時間を勉強に充てることができる。毎日のことだから累積すればかなりの時間になる。何と酷い格差だろうか。
経済合理性から考えて、大量輸送交通機関が人口密集地でしか成り立たち得ないことは明らかだ。だからと言って都会居住者だけがこれほど優遇されることが正当とは思えない。露骨な差別が認められているからこそ人は都会に集まる。
この差別を解消するためには安くて便利で安全な都会の電車に課税をして地方振興費に充てると共に、地方の高校生が受験で不利にならないように下駄を履かせるべきではないだろうか。
大阪に住んでいた頃は安い・早いは実感していたが、安全ということは意識していなかった。電車を殆んど利用できない地方都市に住むと毎日交通事故に脅えることになる。徒歩であれ自転車であれ自動車であれ、交通事故発生率は電車と比べて桁違いに高い。電車に乗っていれば事故のことなど殆んど想定しないし、万一事故に会っても多くが補償される。何と酷い格差だろうか。
これは間違い無く平均寿命にも影響する。都会の電車利用者の交通事故死亡率は明らかに地方の自転車・自動車などの利用者の死亡率よりも遥かに低い。
飲酒運転の厳罰化の効果も疑わしい。確かに飲酒運転が減れば歩行者の安全性は高まるが、飲酒者本人の安全性はどうだろうか。これはアメリカでのデータだが、飲酒歩行者の距離当りでの交通事故死亡率は飲酒運転者の8倍も高いそうだ。電車を利用できない地方住民が飲酒時に歩行を強いられることは交通事故の増加に繋がっている可能性が高い。
それだけではない。私は中学・高校と自転車通学をしていたが、都会の生徒は電車での通学時間を勉強に充てることができる。毎日のことだから累積すればかなりの時間になる。何と酷い格差だろうか。
経済合理性から考えて、大量輸送交通機関が人口密集地でしか成り立たち得ないことは明らかだ。だからと言って都会居住者だけがこれほど優遇されることが正当とは思えない。露骨な差別が認められているからこそ人は都会に集まる。
この差別を解消するためには安くて便利で安全な都会の電車に課税をして地方振興費に充てると共に、地方の高校生が受験で不利にならないように下駄を履かせるべきではないだろうか。