俗物哲学者の独白

学校に一生引きこもることを避けるためにサラリーマンになった自称俗物哲学者の随筆。

環境

2013-04-19 13:55:13 | Weblog
 何が大気の温度を決めるだろうか。素人考えだが①太陽85%②地球10%③人類5%、ぐらいではないだろうか。太陽の活動が最重要であり、黒点の増減だけで地球の大気の温度は大きく変動する。あるいは火山が大噴火をすれば気温が低下することは科学的にも歴史的にも実証されている。
 これらと比べれば人類による影響など微々たるものだ。二酸化炭素による地球の温暖化はその一部に過ぎない。これを針小棒大に騒ぐなど馬鹿げている。どうでも良いことをやって自己満足を得るのは、飢餓に苦しむ人を救うために日本人全員が食事の量を1%減らす運動と同じぐらいに虚しい。
 地球温暖化を騒ぐ人に、太陽と火山の見通しについて尋ねても何も答えられない。温暖化あるいは寒冷化の要因の95%を無視して5%だけを騒いでいる。
 彼らは反論するだろう。「太陽や地球は変えられないがCO2の排出量なら改めることができる。」一理ある。それでも太陽と地球の動向について見通しを立てた上で人類に可能な対策を検討すべきだろう。もし太陽活動が不活発になりつつあるのなら温暖化は必要なことだ。こんな優先事項さえ調べずに議論すべきではない。
 こんなくだらないことを騒ぐよりも中国による大気汚染こそ問題とすべきだろう。これは国内問題ではない、国際問題だ。温暖化とは違って99%人為でありしかも大半が国内法にさえ背いている。
 できないこと・分からないことを改善しようとするよりもできることに目を向けるべきだ。

養老放棄

2013-04-19 13:27:55 | Weblog
 今年1月の生活保護受給世帯数は1,572,966世帯で9ヶ月連続して過去最高を更新し続けているそうだ。内訳は高齢者43%、傷病者19%、障害者11%、母子世帯7%、その他18%とのことだ。
 マスコミがしばしば問題にするのは、働ける人が多く含まれる「その他」だが、私は高齢者を問題にしたい。
 なぜ682,428世帯の高齢者が生活保護を受けているのだろうか。年金も身寄りも無い可哀相な人だろうか。多分、養老放棄が少なくないと思う。
 育児放棄なら犯罪だ。両親が遊び呆けて子供に充分な食事さえ与えていなければ児童虐待として罰される。同様に息子・娘が遊び呆けて養老を怠ることも犯罪ではないだろうか。
 遊び呆けるというほど極端な話でなくても、両親が普通の生活をしながら子供に不自由な生活をさせているなら問題だろう。ところが息子・娘が親を助けなくても問題にはされず国が生活保護で面倒をみる。
 殆んどの人は養老放棄などしていない。年老いた親の生活を支援している。ところが養老放棄をすれば親は生活保護の対象になる。これは実質的に養老放棄者に対する支援になる。
 普通なら自分達の支出を削って親の支援をするものだ。この支援を国が肩代わりしてくれるというのだから、これでは親不孝奨励策のようなものだ。
 子供の負担にはなりたくない、という親の心情は理解できる。しかし親不孝者の利益の拡大のために税金が使われていることは納得できない。扶養親族控除などの見直しによって何らかの改善ができないものだろうか。