「肉は体に悪い」と信じている人が少なくない。彼らの信仰は実はアメリカ発だ。私は彼らを「アメリカかぶれ」と呼びたい。アメリカ人にとって肉食は体に悪い。それは彼らが1日に300gも食べているからだ。これを150gに減らそうというのがアメリカでの活動だ。一方、日本人の摂取量は80g程度だ。これをアメリカでの目標値にするためには2倍を食べる必要がある。
BMI22を理想体重と信じている人がいる。しかしこれは手足の長い西洋人にとっての基準ではないだろうか。胴長・短足でしかも頭でっかちの日本人のBMI値は高くても当然だ。日本人として標準的なプロポーションの人なら最適値は25ぐらいなのではないだろうか。多くの調査がこのことを裏付けている。
老人は薄味の淡白な食べ物が好きだと信じている人も少なくなかろう。昔の老人ならそうだったかも知れない。ずっと薄味に親しんでいたからだ。現代の老人はかなり違う。中曽根康弘元首相のように90歳を越えても肉が大好きな老人もいる。何よりも、老人は味覚も含めてあらゆる知覚が劣化しているのだから、中高年よりも濃い味を好んでも不思議ではない、
ライスをフォークの裏に乗せて食べることがテーブルマナーだと教わった。これは誰が流したデマなのか分からない。食べにくいとは思ったが「マナーだ」と押し付けられたら逆らい辛い。大学生の頃にはどこで覚えたのか知らないが「アメリカンスタイル」で食べるようになった。ナイフで切る必要のあるものは先に切ってしまって、右手に持ったフォークだけで食べたものだ。今ではナイフとフォークを使う洋食でライスを頼むことは無いので妙な「テーブルマナー」に煩わされずに済んでいる。
世間には迷惑な常識が蔓延している。
BMI22を理想体重と信じている人がいる。しかしこれは手足の長い西洋人にとっての基準ではないだろうか。胴長・短足でしかも頭でっかちの日本人のBMI値は高くても当然だ。日本人として標準的なプロポーションの人なら最適値は25ぐらいなのではないだろうか。多くの調査がこのことを裏付けている。
老人は薄味の淡白な食べ物が好きだと信じている人も少なくなかろう。昔の老人ならそうだったかも知れない。ずっと薄味に親しんでいたからだ。現代の老人はかなり違う。中曽根康弘元首相のように90歳を越えても肉が大好きな老人もいる。何よりも、老人は味覚も含めてあらゆる知覚が劣化しているのだから、中高年よりも濃い味を好んでも不思議ではない、
ライスをフォークの裏に乗せて食べることがテーブルマナーだと教わった。これは誰が流したデマなのか分からない。食べにくいとは思ったが「マナーだ」と押し付けられたら逆らい辛い。大学生の頃にはどこで覚えたのか知らないが「アメリカンスタイル」で食べるようになった。ナイフで切る必要のあるものは先に切ってしまって、右手に持ったフォークだけで食べたものだ。今ではナイフとフォークを使う洋食でライスを頼むことは無いので妙な「テーブルマナー」に煩わされずに済んでいる。
世間には迷惑な常識が蔓延している。