俗物哲学者の独白

学校に一生引きこもることを避けるためにサラリーマンになった自称俗物哲学者の随筆。

シティリゾート

2013-07-14 13:52:41 | Weblog
 夏になってから大阪を訪れることが増えた。主な目的は屋外プールだ。以前から行き付けの真田山プールならたった400円で一日楽しめる。かつて扇町にあった大阪プールには近畿全域から水泳好きが集まっていた。
 プールだけではない。他のスポーツ施設も文化施設も娯楽施設も充実している。公営の屋内プールは大阪市内だけでも27ヶ所もある。これを1ヶ月4,900円で利用できる。時間に余裕のある退職者にとってレジャー施設の充実は有難い。
 伊勢に引っ越してから月9,450円の民営プールを使っている。自転車で約25分掛かる。雨の日は行かない。いつ来るか分からず臭いバスなど使いたくないからだ。都会の人は恵まれている。正確で安全で快適な電車を利用できるからだ。シティライフが懐かしい。
 母を孤独死させたくないという理由だけで田舎に戻って来た。母が死ぬまではこの地を離れられないが、その後は大阪に帰ってシティライフを楽しみたい。大阪は飲食店も充実しているので食生活も却って改善される。
 私自身は孤独死を全く恐れていない。所詮人は一人で死ぬものだ。死んでから3ヵ月後に見つかろうが3年後に見つかろうが、私には関係の無いことだ。死体は燃えるゴミとして処分して貰いたいのだが法律がそれを許さない。管理人に手続き費用+αを予め渡しておけば野垂れ死んでも大した迷惑にはなるまい。

人口

2013-07-14 13:32:01 | Weblog
 70億人という世界人口は多過ぎるが日本人口の減少は解消すべきだと考える人がいる。奇妙なことだ。人口が多過ぎて困っているこの世界で日本が率先して減らしているのなら世界に誇るべきことだろう。
 なぜ彼らは日本の人口を増やすべきだと考えるのだろうか。日本には経済力があるので人口が増えても困らないが、貧しいアフリカ人が増えれば貧困層が増えると考えるのだろうか。要するに金持ちなら増えても良いが貧乏人は増えるなということだろう。何という酷い差別意識だろうか。
 少子化対策は悪政だ。「産めよ、増やせよ」という政策など時代錯誤も甚だしい。正しい少子化対策は唯一、いかにしてソフトランディングをするかということだ。つまり少子高齢化が招く社会矛盾を最小化することであって、地球環境の破壊に繋がる人口増によって対応しようとすることは矛盾の拡大にしかならない。こんなその場凌ぎの対策は問題を大きくするだけだ。これはネズミ講のようなものであり、無限に拡大し続けることが可能でない限りいずれ必ず破綻する。
 現在、世界が抱えている最大の問題は人口増とそれに伴う食糧・水の不足だろう。これは戦争よりも恐ろしい。実際に約10億人が餓えと渇きに苦しみ、毎年約2千万人が餓死していると言われている。そんな現実を見ようとせず、一部の似非科学者が訴える仮説に過ぎない地球温暖化を騒いでいる。トウモロコシのバイオエタノール化など犯罪行為だ。CO2よりも食糧のほうが緊急課題だ。これまでにダイオキシンや環境ホルモンといったデタラメで散々騙されているのにまだ懲りないのだろうか。
 今現実に起こっていることを見ずに、いつ起こるのか・そもそも本当に起こるのかさえ分からない仮説を後生大事にすることは本末転倒だ。環境問題は胡散臭い予防ではなく今すぐの治療が必要な状況だ。