もし警察が危険な活動を禁じられたら仕事になるまい。犯罪者の捕縛は勿論のこと、災害救助も要人警護も危険な仕事だ。その場合はせいぜい拾得物の保管と道案内ぐらいしかできなくなる。
たまたま自衛隊法を読んでいて驚くべき条文に気付いた。「(前略)緊急事態に際して(中略)当該輸送の安全について外務大臣と協議し、これが確保されていると認めるときは、当該邦人の輸送を行うことができる。(第84条の三)」つまり緊急時でも安全な場所にしか行けないということだ。こんな馬鹿な「軍隊」があるだろうか。憲法改正よりも先に自衛隊法を改正すべきだろう。実際、先の通常国会に、この条文を含めて、不充分ながら改正する案が出されていたが、会期末のドタバタ騒動の煽りを食って「継続審議」扱いとなった。
昔、小泉元首相がイラク派遣の自衛隊について「法律上ということになれば、自衛隊が活動している地域が非戦闘地域だ」と答弁したことがあった。その時、私はとんでもない詭弁だと呆れたものだが、実は自衛隊法を踏まえていたようだ。何しろ自衛隊は安全な場所にしか行けないということになっているからだ。
内乱などで邦人に帰国を命じた時でも民間機を使わざるを得ないのも自衛隊法が足枷になっているからだ。全く役立たずの「軍隊」だ。
自民党は憲法改正を主張しているが、その前に自衛隊法の問題点について国民に知らしめるべきではないだろうか。自衛隊法がどんな矛盾を抱えているかを明らかにしない限り、憲法9条に関する議論は虚しい。
たまたま自衛隊法を読んでいて驚くべき条文に気付いた。「(前略)緊急事態に際して(中略)当該輸送の安全について外務大臣と協議し、これが確保されていると認めるときは、当該邦人の輸送を行うことができる。(第84条の三)」つまり緊急時でも安全な場所にしか行けないということだ。こんな馬鹿な「軍隊」があるだろうか。憲法改正よりも先に自衛隊法を改正すべきだろう。実際、先の通常国会に、この条文を含めて、不充分ながら改正する案が出されていたが、会期末のドタバタ騒動の煽りを食って「継続審議」扱いとなった。
昔、小泉元首相がイラク派遣の自衛隊について「法律上ということになれば、自衛隊が活動している地域が非戦闘地域だ」と答弁したことがあった。その時、私はとんでもない詭弁だと呆れたものだが、実は自衛隊法を踏まえていたようだ。何しろ自衛隊は安全な場所にしか行けないということになっているからだ。
内乱などで邦人に帰国を命じた時でも民間機を使わざるを得ないのも自衛隊法が足枷になっているからだ。全く役立たずの「軍隊」だ。
自民党は憲法改正を主張しているが、その前に自衛隊法の問題点について国民に知らしめるべきではないだろうか。自衛隊法がどんな矛盾を抱えているかを明らかにしない限り、憲法9条に関する議論は虚しい。