「料理」が文化だ。料理は料=材料と理=調理に分解できる。つまり素材を加工することが料理であって、素材だけでも加工だけでも文化とは言えない。
中国人は多くの野生動物を食べ尽くしたと言われている。これは恥ずかしい歴史だ。日本人も鰻を食べ尽くすような蛮行をすべきではない。10年ぐらいは鰻食を自粛して種の保存を図るべきだろう。
鰻料理が食文化であっても鰻そのものは文化ではない。鰻料理のために磨いた技術で他の素材を調理できれば新しい食文化を作ったことになる。
では蒲焼の技法でどんな料理が可能だろうか。アナゴやサンマ以外に興味深い代替品があることを知った。ナマズとナスだ。
どういう訳か日本人は余りナマズを食べない。私もまだ食べたことが無い。多分、独特の臭みがあるのだろう。しかしタイやブラジルなどでは普通に食べられているのだから試してみる価値はある。成功すれば新しい食材の開発にもなる。
ナスの蒲焼は群馬県のある食堂の名物料理になっているそうだ。レシピもネット上で公開されている。
土用の「牛」という切り口も面白い。牛肉なら鰻に負けないスタミナ食であり、夏場を乗り切るための栄養補給というコンセプトにも適っている。バレンタインデーのチョコレートのように、業界一体となって訴求すれば充分な成果が期待できよう。あるいは私の大嫌いな農林水産省が、食資源の保護と畜産の振興を狙ってキャンペーンをするなら、私も協力してみようと思う。
中国人は多くの野生動物を食べ尽くしたと言われている。これは恥ずかしい歴史だ。日本人も鰻を食べ尽くすような蛮行をすべきではない。10年ぐらいは鰻食を自粛して種の保存を図るべきだろう。
鰻料理が食文化であっても鰻そのものは文化ではない。鰻料理のために磨いた技術で他の素材を調理できれば新しい食文化を作ったことになる。
では蒲焼の技法でどんな料理が可能だろうか。アナゴやサンマ以外に興味深い代替品があることを知った。ナマズとナスだ。
どういう訳か日本人は余りナマズを食べない。私もまだ食べたことが無い。多分、独特の臭みがあるのだろう。しかしタイやブラジルなどでは普通に食べられているのだから試してみる価値はある。成功すれば新しい食材の開発にもなる。
ナスの蒲焼は群馬県のある食堂の名物料理になっているそうだ。レシピもネット上で公開されている。
土用の「牛」という切り口も面白い。牛肉なら鰻に負けないスタミナ食であり、夏場を乗り切るための栄養補給というコンセプトにも適っている。バレンタインデーのチョコレートのように、業界一体となって訴求すれば充分な成果が期待できよう。あるいは私の大嫌いな農林水産省が、食資源の保護と畜産の振興を狙ってキャンペーンをするなら、私も協力してみようと思う。